おたけのおへや

ポケモン剣盾シングルレート専用。結構独特の型や構築を考えるので、参考になれば幸いです。

ポケモン初心者から最終3桁に辿り着くまでに必要な考え方【ポケモン剣盾シングルレート攻略】

はじめまして、おたけと申します。

 

今回、色んな目的があってタイトルのような記事を書く運びとなりました。

ポケモン強くなりたいけど4桁にすら上がれない、、」

「強い人の構築使ってるのに全く勝てない、、」

こんな悩みを抱えている方は是非最後まで読んでみてください!!

 

ここに目次を入れるか迷いましたが、飛ばし読みして欲しくないという思いから入れないことにしました。時間無いから要点だけ説明しろ!っていう方はこの記事を読まなくても結構です。本気で強くなりたい。そんな野望を抱いている方のみこの記事に目を通してみてください。

 

記事を書く目的

1. ポケモンというゲームには、「強い人」と「弱い人」の間に何か分からない大きな壁が存在しているように感じています。そして、自分は現在ちょうどその間の位置にいると認識しています。なので、この記事を読んで下さった方がスムーズにこの壁を越えられるようにその懸け橋になりたい!!

 

2. そして、もう一度自分が成長してきた軌跡を振り返ることで、思考を整理し、ポケモンが「強い人」になりたい!!

 

3. この記事を通して、ポケモンプレイヤーとしての自分をもっと沢山の人に知ってほしい!つまり宣伝!

 

読者の方々が気になるのは1. だけだと思うので、1. の目的を達成できるように今からつらつらと書いていきます。2. と3. は後語りとして最後に書くので、気になる人だけ見ていってください。

 

記事の概要

僕が5桁の時代から最終3桁に辿り着くまでの「実践したこと」「成長したこと」「思考の変化」を余すことなく洗い出し、その中からこれだけは間違いなくランクアップの要因になったという項目だけを抽出して、細かく説明します。

 

また、この記事の結論はポケモンは構築ゲ―」です。もちろん、これは最終3桁に到達するための結論であり、その先の強者さん達がどのように考えているかは分かりませんが、、

 

上記の結論に至った経緯を説明するために、軽く自己紹介を混ぜながらこれまでの成長の軌跡を遡っていきます。

 

自己紹介+成長のきっかけ

僕は、サンムーンは対戦エンジョイ勢、剣盾S1から勝ちたいと思って真剣に対戦に取り組んできました。S1, S2は人に言うのも恥ずかしいような最終順位で、それ以降は半ば諦めモードでポケモンから離れていました。鎧の孤島が解禁してS7からポケモンを再開し、S7, S8は700戦近く潜って本気で頑張りましたが、最終は3000位付近。もう3桁なんてずっと辿り着けない領域だと感じていました。そんな時に、とある2つの構築記事を読み、僕のポケモン成長日記に急展開が訪れました。その記事を読んで、「構築の組み方」が180度変わり、次のS9で最終616位、レート1935を達成しました!

 

上記の経緯があるので、僕がこの記事を通して最も伝えたいのは

「強者と初心者での、構築の組み方の決定的な違い」です。

もちろん、5桁から最終3000位までいけたときに意識した事も盛り込んで説明します!

 

前置きが長くてすいません。本題にうつります。

 

最終3桁に必要な考え方

僕が最終3桁に辿り着くまでに非常に重要だと感じたことは、下記の2つです。

 

1. 構築の組み始め

2. 構築の微調整

 

1.について。ポケモン初心者の時って、構築の組み方が本当に分からないんですよね。何から手を付けていいものか。。で結局強い人の真似をして組んでみるものの、うまく使いこなせずに不採用。なんてことは皆さん経験されていると思います。そんな悩みをお持ちの方々の助けになれるよう、今から全力で解説します。

 

2.について。対戦してると構築の弱点が見えてくるのでポケモンを変えたり型を変えたりするけど、変えてからの方が勝てなくなってしまった、、なんてこともすでに経験済みだと思います。僕はやっと最近調整する度に構築が安定してくるようになりました!そのあたりの自分なりのコツを説明します!

 

1. 構築の組み始め

まず、なぜ構築の組み始めが重要なのか。それを初めて理解したきっかけが、先述した2つの構築記事を読んだときでした。まずはその2つの記事を紹介します。無断でリンクを貼るので、怒られたら消します。

1つ目: S8最終2位のくろこさんの構築記事

shar965.hatenablog.com

 

2つ目: S8最終47位のいろはさんの構築記事

irohapoke15.hatenablog.com

 

これらの記事を読んだときに、とある共通点を見つけました。

それは、構築を組み始める時に、お二方は「強いポケモン、強い並び」を軸にするのではなく、「強い動き、強い立ち回り」を軸にしていたことです。

 

例えば、くろこさん。「エースバーン」というポケモンが強いから構築の軸にしたのではなく、「エースバーンの強い制圧力により相手のダイマを誘い、蜻蛉帰りで対面操作をする動き」が強いから構築の軸にしたと書かれています。

 

いろはさんも同じ。「ミトム」が強いから構築の軸にしたのではなく、「ミトムを見て出てくるポリ2に対してスカーフトリックを押しつける動き」が強いから構築の軸にしています。

 

これらの記事を読む前の僕は、とりあえず環境トップメタの強いポケモンから何となく構築を組み始めて、相性補完で何となく基本選出が決まり、対戦を重ねて弱点を見つけてから微調整するという何とも根拠のない組み始めでした。

 

この曖昧な組み方では、まず間違いなく勝率は5割になります。

なぜなら、この組み方はポケモン対戦をかじってる人ならみんなやってるから。

この組み方のプレイヤー同士で対戦すると、だいたい選出じゃんけんになります。

 

もう少し詳しく解説すると、

どんなに強いポケモンでも、対面すると不利なポケモンは必ず存在します。

エースバーンが流行ると、それに強いアッキカバルドンが流行ります。

ゴリランダーが増加するとトゲキッスは増加します。

つまり、「強いポケモン」を軸に構築を組んでも、その頃には「そのポケモンに強いポケモンがとっくに流行しているのでそう簡単には勝たせてくれません。

 

しかし、ここで「エースバーンの蜻蛉で対面操作する」という動きを軸として考えてみてください。相手はエスバを見て流行りのアッキカバルドンを投げてきそうですよね。そこに蜻蛉を合わせてカバに強いポケモンを展開できそうですよね。そうすると、自ずと次に採用したいポケモンが決まってくるはずです。当時の環境だとエスバに後出ししてくるのはアッキカバ、威嚇ギャラ、威嚇ウインディあたりです。ゆえに、これらに強いポケモンを2体目に置けばいいこととなります。

 

上記のように、「環境で頻発する相手の行動」に強い動きから構築を組み始めると、必然的に勝率は上がります。なぜなら、その展開は頻発するから。

 

参考までに、僕が最終3桁を達成した時の構築の組み始めも紹介します。

omayupoke.hatenablog.com

 

この時の僕は、「HB威嚇ギャラを見たら相手は必ずポリ2を後投げしてくる」ことを対戦経験から知っていました。なので、この局面で「交換読み交換で眼鏡ジバコイルを合わせる」動きを構築の組み始めにしました。

 

以上が、構築の組み始めがいかに重要であるかの説明です。

お分かり頂けたでしょうか。。文章だと伝わっていない気がして心配です。。

とにかく、「環境で頻発する相手の行動」をメタれる動きを考える。構築の組み方に悩んでいる方は是非実践してみてください!

 

2. 構築の微調整

さて、1. で強い動きを軸にして構築を組んでから、対戦を重ねるうちに構築の弱点が見つかってくると思います。僕は、構築が完成するまでに下記の3つの壁を乗り越えなければならないと感じています。

 

① 基本選出の決定

② 裏選出の決定

③ 弱点の補完+型の調整

 

①~③を順番に詳しく説明していきます。

 

①基本選出の決定

僕は、基本選出を決めるにあたって重要なことは下記の2点だと思っています。

 

・環境に頻出する相手の行動をメタれていること (1.構築の組み始めで解説済み)

・対応範囲をなるべく広げること

 

「対応範囲を広げる」とはどういうことか。

簡単に言うと、不利対面を極力少なくすることです。

 欠伸という技はなぜ強いのでしょうか。

ボルチェンという技はなぜ強いのでしょうか。

その答えは、不利対面を作りにくいからです。

 

例えば、ゴリランダーがグラススライダーを打った時にトゲキッスを後投げされた場合を考えてみてください。その後の展開にゾッとしませんか?悪だくみからの全抜きで敗北しそうじゃありませんか?

対策は大きく分けて2つ。

1. ゴリラに蜻蛉を採用して対面操作する

2. キッスに後投げから対応できるポケモンを裏に添えておく

 

上記のような方法で、いかなる状況でも不利対面を作らないようなポケモンを3体選ぶとそれが基本選出になります。

まあ、これを考えるのが一番難しいんですが。一方でここがポケモンの楽しいところだと思います。

1点補足しておくと、上記で紹介した「不利対面は裏のポケモンで対処する」方法はいわゆる「サイクル構築」の組み方です。一方で、「そもそも不利対面を作らないように道具や技を工夫して、交換をなるべくせずにゴリ押す」方法が「対面構築」です。これらはコンセプトこそ異なりますが、目的は同じで「不利対面を作らない」です。とにかくこれを意識して基本選出を考えることをおすすめします。

 

②裏選出の決定

 ①の基本選出で相手の全ての立ち回りに対応可能であることが理想ではありますが、実際は苦手なポケモンや苦手な並びが必ず存在します。ここで、それらのポケモンに強く、かつ対応範囲も広い裏選出を考えます。これもほんとに難しい、、僕の経験上、基本選出が強くてもここがイマイチだと最終4桁前半止まりです。逆に、最終3桁を達成した時はここがバチっとハマっていました。

 

自分の話ばかりで申し訳ありませんが、S9の具体例を用いて説明します。

S9の僕の構築の基本選出はf:id:omayupoke:20200901022158j:plainf:id:omayupoke:20200901021746j:plainf:id:omayupoke:20200901021606j:plainでした。対戦を重ねていると、f:id:omayupoke:20200901022947j:plainf:id:omayupoke:20200901021606j:plainの並び、f:id:omayupoke:20200901023935p:plainf:id:omayupoke:20200901023012j:plainf:id:omayupoke:20200901023058j:plainの並びに弱いことに気づきました。そこで、裏選出としてf:id:omayupoke:20200901023608j:plainf:id:omayupoke:20200901024204j:plain(ガラル)@1を採用することで対応しました。この並びは環境に多かったカバポリにもちゃんと回答があり、当時の環境ではかなり広い範囲で対応可能であったため、構築の安定感が格段に上がりました。

ここで重要なのは、アシレマッギョの並びは環境でおそらく僕しか使っていないため、選出段階で相手からこの並びは予想できないことです。相手視点では、必ずギャラジバコに強い選出(初手ウーラオス、初手ダイマドラパなど)を組んできます。そこにこの裏選出を合わせて対応するというのがコンセプトです。

つまり、理想は基本選出のメタに対し、相手から見えにくい対応策を持つ裏選出です。

 

ここで、裏選出を考えるときのコツをいくつか紹介します。

 

1つ目は、「基本選出で苦手なポケモンや並びをBOXに並べる」です。ちゃんと苦手を把握し、可視化することで、それらをずーっと眺めていると突然ひらめいたりします。

 

2つ目は、「BOXにいる育成済みのポケモンで対応しようとしない」です。ポケモン初心者の時って、構築をいじるときは解決策もちゃんと見えてこないし、とりあえずBOXにいるポケモンで対策できそうなポケモンをなんとなく採用してしまいがちです。でもそれが最適解である可能性は低く、本当の答えは必ずポケ徹が教えてくれます。なぜなら、BOXにいるポケモンってすでに実数値が決まっていたり、技が決まっていたりとアイデアが浮かびにくいんです。。僕も、BOXを眺めているだけだと間違いなくガラルマッギョには辿り着いていませんでした。ですので、ひたすら良いポケモンはいないかとポケ徹、あるいは素早さ実数値ランキングを眺めることをおすすめします。

 

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。

いよいよ、構築の完成に向けた最終章です。

 

③弱点の補完+型の調整

ポケモンというゲームは本当に難しく、ここまで完璧に構築を組んでもまだなお選出されたくない苦手なポケモンが出てきます。ここで、もし基本選出+裏選出が5体で構築できており、ラストの1枠が余っている場合はその苦手なポケモンにめっぽう強いポケモンを採用しましょう。そうすることで、そのポケモンは選出画面にいるだけで相手の苦手なポケモンの選出を抑制してくれます。それでも出されるときはもう諦めます。

あるいは、すでに採用している基本選出や裏選出のポケモンの型を変えて対策してみることをおすすめします。

 

ここで重要なのは、ポケモンを変えずに型を変えること。

どうしても勝てないポケモンがいると基本選出や裏選出のポケモンを変えたくなりますが、そこは我慢すべきだと僕は考えます。なぜなら、

自分の構築のポケモンを変える=選出画面での相手のプランが変わる

からです。

 

例えば、

どうしてもアシレーヌが重いから裏選出にナットレイを採用する

といった大胆な変更をしてしまうと、今まで選出されにくかったリザードンが頻繁に選出されるようになり、またリザードンの対策が必要になって、、、

と、結局新たに重いポケモンが誕生し続けます。

 

一方で、

どうしてもアシレーヌが重いから裏選出のポケモン全員がアシレへの打点を持った技構成にする

といった型の変更は、選出画面で相手から全く見えないので、相手のプランは全く変わりません。ゆえにこちらも今まで通りの安定した立ち回りができます。

 

上記の理由から、どうしても重いポケモンへの対策は極力型のみの変更で対策することをおすすめします。それでも重くて勝てないならもうその構築は解散しましょう。

 

 

長々と説明をしてきましたが、僕が最終3桁に到達するまでに極めて重要であると感じた構築の組み方の説明は以上となります。結論は、ポケモンは構築ゲ―」です。これからも、さらなる高みを目指して完成度の高い構築を考えていきたいと思います!ここまで読んで下さった方々、本当にありがとうございました。皆さんのポケモン上達の助けになれたら幸いです。

 

後語り

なかなか勝てなくて悩んでいる方の助けになりたいという大きな目的の一方で、ポケモンガチ勢としての自分についてより多くの人に知ってもらい、よりたくさんの人と大好きなポケモンについて語りたい!という裏の目的があってこの記事を書くこととしました。なので、この記事を読んで参考になった!とかおたけとポケモンの話がしたい!と思ってくださった方は、ぜひTwitterのフォローとこの記事の拡散をよろしくお願いします!!ポケモン大好きな方はいつでもウェルカムです!!

 

また、この記事はあくまで最終3桁に辿り着くためのコツの紹介であり、その先の最終レート2000や最終2桁への辿り着き方は僕も全く分かりません。そこだけはご了承ください。。誰か教えてくれ。。

 

最後になりましたが、いつもものすごく参考になる記事を書かれていて、この記事を書くモチベを作ってくれたAIM-HIGHの皆さん、本当にありがとう!今期もがんばろう!

 

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