アローラ!おたけです!
S3もお疲れさまでした!対戦した方々、ありがとうございました!
9世代になってから、中々勝てずに苦労していましたが、やっと最終日上位で戦うことができました。レートも過去最高記録を更新できました!うれしい!今期は特に環境分析に力を入れて、いつも以上に理にかなっている構築を作れたと自分では思っています。最上位の方々には敵いませんが、構築の組み方に困っている方の参考になれば幸いです。
【結果】
TN Scarlet 最終146位、最終レート2132
TN おたけ 最終448位、最終レート2047
【使用構築】
※レンタルコードはしばらく残しておきます
【コンセプト】
・電気セグレで破壊する
【構築経緯】
①環境考察
シーズン中盤あたりからセグカミラッシャを中心に環境が回っており、セグカミラッシャに対してサイクルで有利を取れるツツミ(イルカ)アマガジバコや、セグカミラッシャに毒菱が一貫することを利用した毒菱マスカ+ドクガ(ガモス)が多いと感じたため、これらに強く出られる構築を考えました。
②軸、基本選出の決定
まず、セグレイブ受けのラッシャ、アマガは電気で弱点をつけるため、電気セグレが役割破壊できると思い、構築の軸としました。次に、相手の毒菱を解除しながらセグレイブが苦手な格闘、フェアリータイプに対して最低限のクッションになったり、セグレに対してイカサマを連打してくる水ロトムに圧をかけられるHBモロバレルを採用しました。この2匹でほとんどの流行りの構築を崩すことはできますが、カミ+ドクガなど、特殊の役割集中でセグレイブが突破された際の切り返しとなるエースが必要だと感じたため、火力アップアイテムを持つポケモンの上から高火力で殴れるスイーパーとして、Sが上がるイダイナキバを採用し、上記の3体を構築の軸としました。
③補完枠の決定
このままだと相手のセグレが少し重いのと、コノヨ入りなど、モロバレルが出せない時のクッションが欲しかったのでHBヘイラッシャを採用しました。また、相手のSが上がるイダイナキバが重いので、上から殴れるスカーフカミを採用し、形だけでもセグカミラッシャにすることで、見せ合いで相手の作戦を読みやすいようにしました。最後に、終盤に流行した炎クエス+コノヨの並びに対して圧力をかけられる隠密飛行カイリューを採用し、セグカミラッシャバレルキバカイリューという並びで構築が完成しました。
④テラスタイプの決定
軸のセグレイブはコンセプト通り電気を採用。モロバレルは、ハバタクカミのムンフォは元々半減なので、シャドボを半減しつつイカサマの火力を上げられる悪を採用。イダイナキバは、通りのいい地面技の一致火力を上げつつフェアリー弱点を消せる地面。ヘイラッシャは壁+積み、具体的にはアシパクエス、つけあがるアマガ両者に抗うため悪にしました。ハバタクカミは、スカーフだと火力が足りないので補うためのフェアリー、カイリューはクエスコノヨに最も圧をかけられる飛行を採用しました。
【個体紹介】
セグレイブ@突撃チョッキ NN: タエルオバヒ
テラスタイプ: 電気
特性: ねうこうかん
性格: 意地っ張り
技構成: つらら落とし/テラバ/地震/つぶて
実数値: 221(244)-213(228)-113(4)-*-110(28)-108(4)
調整意図:
HD: ドクガの特化炎テラスオバヒを最高乱数切り耐え
A: 余り
解説:
構築の軸であり、本構築のMVP。9割の対戦で初手に選出し、9割の対戦でテラスタルを切りました。初手で電気タイプになっておくことで、万が一モロバレルが相手のサーフゴーと対面したとしても引き先となってサイクルを続けられるところが偉いポイントでした。相手のヘイラッシャに対しては、電気テラバ+バレルのリフストを使って常に負荷を掛けることが可能であり、対セグカミラッシャに対する安定感が半端なかったです。ツツミジバコアマガは1匹で破壊できます。素早さを完全に諦め、少しDに振ったりとかなり耐久に割いていて、それが活きた場面がめちゃくちゃ多かったです。例えば臆病眼鏡ドクガが蜻蛉+炎オバヒで処理してこようとしたところを耐えて返り討ちにしたり、テツノツツミの眼鏡冷ビは何度もミリ耐えしてテラバで破壊してくれました。ミミッキュとカイリューが少なかったこともあり、つららばりが活きる場面が少ないと感じたのでつらら落としにしたところ使用感はかなりよくなりました。が、最終日は結構外したので好みかなと思います。僕は運で確定数が変わってしまう技が嫌いなので、外しがあるとしてもつらら落としの方が好みです。つらら落としにするとテツノブジンをつらら+つぶてで必ず落とせるのが一番のメリットかなと思います。色違い個体を提供してくれたたるさん、ありがとうございました!大活躍した!
ハバタクカミ@こだわりスカーフ NN: ハバタクカミ
テラスタイプ: フェアリー
特性: 古代活性
性格: 控え目
技構成: ムンフォ/シャドボ/マジフレ/ショック
実数値: 145(116)-*-91(124)-191(148)-156(4)-170(116)
調整意図:
S: ガブ抜き
HD: ハバタクカミの特化シャドボ確定耐え
残りをBとCに振り分け
解説:
構築の補完枠であり、最終日は1回しか選出しませんでした。性能自体は評価していますが、構築のコンセプト的に出す場面が全然なかったです。相手の構築にミミズズがいたり、あまりにもセグレイブが刺さっていない時のアタッカーとして選出しました。特にこれといった意図の無い、それっぽい調整をしており、活きる場面は全くなかったです。ただ、構築にいるだけで相手は特殊受けの選出を強要できたりと、選出画面ではかなり仕事をしてくれたと思います。
ヘイラッシャ@食べ残し NN: アテルジワレ
テラスタイプ: 悪
特性: 天然
性格: 腕白
技構成: ウェブタ/欠伸/守る/身代わり
実数値: 257(252)-120-180(228)-*-85-59(28)
調整意図:
S: 無振りキョジオーン抜き抜き抜き抜き
残りHB
解説:
本構築の第2クッション枠。汎用物理受け。毎試合、バレルを出すかラッシャを出すかすごく悩み、最終的にバレルを出すことが多かったので選出率は低かったです。HP管理が重要で、物理攻撃を何でもかんでも受けていいわけではないので難しかったです。地割れは打ちたくないので、ミラーやキョジオーンに抗うためにSを振って身代わりをいれました。ほとんど打つ場面はなかったですが、たまにみがまものTODで勝てたりしたので採用は間違ってなかったかなと思います。せっかくテラスピースを50個集めて悪テラスにしましたが、一度もテラスを切りませんでした。
モロバレル@脱出パック NN: アラブラナイ
テラスタイプ: 悪
特性: 再生力
性格: 呑気
実数値: 221(252)-*-134(252)-106(4)-100-44
調整意図:
S: 塩、ラッシャに下からリフストが打てるように念の為下降補正
HBぶっぱ
解説:
本構築の軸であり、第一クッション枠。第二MVP。今期勝てたのは間違いなくこいつのおかげです。セグカミラッシャを使っていると、初手に格闘かフェアリーを選出されることがものすごく多く、それらに対して引き先となりつつリフストで対面操作できるのでサーフゴーがいても臆せず選出できるのが強すぎました。また、選出圧力が半端なくて、サーフゴーやコノヨザルを鬼のように選出されるので、後述のイダイナキバの起点にすることができて毎回同じように詰めることができました。最も偉いポイントはテツノブジンに強いことで、セグカミラッシャを使っていると、セグレブジン対面ラッシャに引いてもインファ+ムンフォをくらうことになって圧倒的に不利な展開になってしまうので、バレルを選出して格闘を半減で受けながらリフストで負荷を一方的に掛けられるところが最強でした。あとは、セグカミラッシャに対して初手珠ミミッキュから入る動きが一定数流行っていて、呪いまで考えるとラッシャに引きづらいところも解決できててマジで偉かったです。あと相手の毒菱と胞子の一貫を切れるの最強すぎ。
ヘイラッシャやカバルドンに対しても後攻リフストで欠伸ループを抜けられるの強すぎ。キョジオーンに対しても後攻リフストで隠密カイリューを無償で着地できるの強すぎ。セグレイブ水ロトム対面、電気テラスが分かっていると水ロトム側がイカサマしか打てなくて、バレル引きから有利サイクルできるの優秀すぎ。語るとキリがないくらい強くて環境に刺さっていたので、皆さんも是非セグレイブの相棒として使ってみてほしいです!
イダイナキバ@ブーストエナジー NN: イダイナキバ
テラスタイプ: 地面
特性: 古代活性
性格: 陽気
技構成: ぶちかまし/インファ/挑発/ビルド
実数値: 191(4)-151-151-*-105(252)-152(252)
調整意図:
ブーストエナジーでSが上がるようにDSぶっぱ
解説:
構築の軸であり、スイーパー。第三MVP。こいつも8割の試合で選出し、しっかり仕事を果たしてくれました。ブーストエナジーでSが上がるのが本当に偉くて、モロバレルの影響でスカーフサフゴを選出されることが多く、カモりまくってました。セグレイブをハバカミ+ドクガの役割集中で倒そうとしてくる人が多く、それらを最後に一掃できるのが本当に偉かったです。一番きついのがヘイラッシャですが、ラッシャは電気セグレとバレルでごっそり削れるので、キバを通しやすかったです。あとはセグレイブの苦手なコノヨザルを逆に起点にすることができるので、うまく展開すればコノヨ入りにもセグレイブを選出することができて、基本選出として完成されていました。技構成は諸説で、ぶちかましとインファしか打点がないので耐久が必ず下がってしまい、そのせいで負けた試合も多々ありました。あとアイススピナーがめちゃくちゃほしくなる。相手の最後のアタッカーが飛行テラスの時は泣く泣く降参ボタンを押してました。逆にこの技構成で拾った試合もたくさんあるので、これも好みだと思います。こいつはマジで見た目がかっこよすぎて大好きなので、構築の軸として活躍させることができて大満足です!
テラスタイプ: 飛行
特性: マルチスケイル
性格: 意地っ張り
技構成: テラバ/地震/龍舞/羽休め
実数値: 197(244)-192(164)-115-*-120-113(100)
調整意図:
S: +2でだいたいの高速ポケモンを抜ける
残りHA
解説:
構築の補完枠。クエスコノヨをカモる枠。終盤にクエスコノヨが流行っていると情報が入り、このままでは勝てないと思って採用しましたが、最終日は一回も当たらずにほとんど選出しませんでした。ただ、キョジオーンには何回もマッチングし、エースとして活躍してくれました。キョジオーンはカイリューがいなくてもバレル、ラッシャ、キバで抗えるので、それらで相手に負荷を掛けながら、ラスボスとしてカイリューで龍舞する展開が相手は苦しそうでした。元々クエスコノヨをカモる予定だったので飛行テラバ型にしてましたが、実際の役割対象はキョジオーンだったので絶対飛行じゃない方が強いです。環境を読み違えました。
【選出・立ち回り】
①基本選出 セグバレルキバ
初手にセグレイブを選出し、有利対面は積極的に電気テラバを打って相手のラッシャに負荷をかけていく。相手がフェアリーや格闘技を打ってきそうな時は様子見でバレルに引く。バレルの胞子とリフストを駆使して再度セグレイブを展開し、負荷を掛けていく。物理⇒バレル、特殊⇒セグレで担当するイメージ。荒らした後は死に出しからキバでスイープして勝てる試合が多かったです。
②セグラッシャキバ
クッション枠をバレルではなくラッシャにするパターン。バレルが全然刺さっていない時や、相手のセグレイブを重く見たい時の選出。また、相手が積み展開をしてきそうな時も選出する。立ち回りは基本選出とほぼ同じ。ラッシャの技選択が非常に重要。数的有利を取ってTODすることを常に視野にいれておく。
③セグ(キバ)バレルカイリュー
相手の構築にキョジオーンがいる時の選出。序盤は①②と同様に展開していき、相手のキョジオーンに対して後攻リフスト⇒カイリュー着地して崩していく。TODの試合時間さえちゃんと管理していればだいたい勝てる。一度それを怠って某強者に負けて超悔しかった。。
そのほか、物理受けが多くてあまりにもセグレイブが刺さっていない時はハバカミを初手に置いて展開していました。
【反省点】
・コノヨザルが少し重かった。イダイナキバのエナジーが1度キリなので、コノヨザルに対してキバを後投げしないといけない展開になると、相手にサイクルを回されて一度引かされてハバタクカミに上を取られて負け、みたいなことがよくあった。
・カバ+トドロクツキ+サフゴの並びが最上位帯で圧倒的に多く、明確な解答を用意できなかった。トドロクツキの型の匿名性が高すぎて、セグレイブの技選択困るしラッシャで受けるかバレルで受けるかベストが分からんし、けちょんけちょんにされました。なのでこの構築は100位代が限界だったと思います。
スペシャルサンクス
・序盤から最終日まで一緒に戦ったきい鯖のみんな
・最終日、明け方まで通話してくれたひでででででででででさん、ミーシャさん
・セグレの色違いをくれたたるさん