おたけのおへや

ポケモン剣盾シングルレート専用。結構独特の型や構築を考えるので、参考になれば幸いです。

【剣盾S11】火炎玉ゲンガー軸【最終491位, 最終レート1884】

こんにちは、おたけと言います。

今シーズンも最終3桁という最低限の目標を達成したので

構築記事を書こうと思います。

デフレ環境+リアルが忙しくてあんまりレートは高くないですが、

構築自体はかなり自信があるので

ぜひ最後まで見ていってください!

 

来期から冠環境が始まるので、環境考察の需要はほぼ0だと思います。

そこで今回の記事は、環境考察ではなく構築の組み方にフォーカスして構築紹介をしていきたいと思います。僕が以前に投稿したポケモン初心者から最終3桁に辿り着くまでに必要な考え方」という記事 (下記参照) の流れに従って説明していきます。来期から環境がガラッと変わる中で、新しく構築を組む際に参考になれば幸いです。

参考記事↓↓(まだ読んでない方いたら是非読んでみてください)

omayupoke.hatenablog.com

 

構築紹介

 

【結果】

TNおまゆ 最終491位 最終レート1884

 

【使用構築】

f:id:omayupoke:20201101133419j:plain

レンタルコードはすぐ消します

 

【構築経緯】

ここを今からかなり丁寧に説明します。ポケモンの型だけ知りたい!って方は最後まで読み飛ばしてください。最終3桁目指している方や、構築組むのが苦手な方は是非目を通してみてください!

 

先に、上述の記事で紹介した、僕が構築を組む際に極めて重要だと考えているポイントをおさらいしておきます。

 

・構築の組み始め

環境で頻発する相手の行動に強い動きを構築の軸とする

 

・基本選出の決定

⇒なるべく対応範囲を広くし、不利対面を作らないようにする

 

・裏選出の決定

基本選出が苦手とする構築に強い、かつ対応範囲が広い選出にする

 

・弱点の補完+型の調整

⇒基本選出+裏選出でも苦手なポケモンにめっぽう強いポケモンをラストに添える

 

ざっくりこんな感じです。詳しく知りたい方は上述の記事を読んでみてください。

上記を踏まえ、今期にどのような戦略で構築を組んだか説明します。

 

構築の組み始め

以前書いた記事で僕が最も重要だと述べた、構築の組み始めです。

とにかく、環境で頻発する相手の行動に強い動きを構築の軸にすることが重要だと考えます。

今シーズン僕が着目したのは、相手の「催眠f:id:omayupoke:20201027182308j:plain対策」です。

今シーズンは催眠f:id:omayupoke:20201027182308j:plainの流行により、初手f:id:omayupoke:20201027182308j:plainに対してラム持ちポケモンを合わせて初手ダイジェットする動きが非常に多く見られました。

ですので今期は、初手火炎玉f:id:omayupoke:20201027182308j:plainのトリックで相手のラムを奪いつつ火傷を押し付ける動きを構築の組み始めとしました。ポケモンの型を変えるだけで、相手からは見えない形で相手の頻発する動きをメタれる理想の組み始めができました。

 

基本選出の決定

次に、火炎玉ゲンガーと相性のいいポケモンを考えました。トリックによって相手の初手ダイマポケモンが火傷を負い、火力が低下しているのでそのポケモンを逆に起点にして積んでいけて、かつタイプ相性がいいのろいf:id:omayupoke:20201027183820j:plainが相方として適任だと思い、採用しました。このf:id:omayupoke:20201027182308j:plainf:id:omayupoke:20201027183820j:plainを基本選出として、ラスト1匹は相手の構築に刺さっていそうなエースポケモンを選出することにしました。

基本選出を決める際に重要なのは対応範囲の広さです。基本選出でなるべく不利対面を作らないこと。これに関してはf:id:omayupoke:20201027182308j:plainf:id:omayupoke:20201027183820j:plainの技構成で工夫しました。まず、初手の火炎玉ゲンガーで対応が難しいのは特殊ポケモン。もっと言うと、裏のカビゴンも高火力特殊アタッカーの対応が難しい。そこで、f:id:omayupoke:20201027182308j:plainには催眠術を採用して特殊ポケモンにも仕事ができるようにし、f:id:omayupoke:20201027183820j:plainには地割れを採用して、ダイアースで特防を上げたり高耐久ポケモンにも地割れで形勢逆転できるようにしました。

 

裏選出の決定

次に、f:id:omayupoke:20201027182308j:plainf:id:omayupoke:20201027183820j:plainでは対応が難しい場面を想定しました。ゲンガーに催眠術を採用しているとはいえ、ラムジェット以外でゲンガーの対策をしている構築には弱いため、その場合に安定した立ち回りができる裏選出を考えることとしました。相手が考えうるラムジェット以外の初手ゲンガー対策は大きく分けて以下の3種類を想定しました。

 

1. ゲンガーより速い特殊ポケモンで殴ってくる

2. ボルチェンや蜻蛉でタスキを削ってからゲンガーより速いポケモンを展開してくる

3. 初手ゲンガーミラー対面を作ってくる

 

上記の1.~3.のいずれの展開に対しても比較的有利な立ち回りができる動きとして、HBオボンf:id:omayupoke:20200901023935p:plainによる後攻ボルチェン展開を考えました。1. や2. は相手の様子を見て後攻ボルチェンで対面操作可能であり、3. の初手ゲンガーも催眠外しや最速起きまで考慮すると、ある程度f:id:omayupoke:20200901023935p:plainのHPを残した状態で裏のポケモンにつなげると考えました。f:id:omayupoke:20200901023935p:plainを採用したのは、その対応範囲の広さが理由です。物理ポケモンには鬼火を打て、特殊ポケモンには怪電波を打てることから起点にされることはほとんどなく、安全に裏のポケモンにつなぐことができます。フォルムをヒートロトムにした理由は後ほど説明します。

次に、ロトムで後攻ボルチェンをした後に有利対面を作りやすい相棒を探しました。ここで意識したのは先ほどの初手ゲンガー対策1.~3.です。2. に関してはこの時点で相手の裏が不明なので、特に1.の速い特殊ポケモンと3.のタスキが削れたゲンガーに対して有利対面を作れるポケモンを考えました。

まず1.の速い特殊ポケモンの対策。仮想敵としてスカーフf:id:omayupoke:20201027192223j:plainf:id:omayupoke:20201027192811j:plain、初手ダイマf:id:omayupoke:20200901023405j:plainなどが考えられたので、それらに強く出られるチョッキf:id:omayupoke:20201027194304j:plainを採用しました。f:id:omayupoke:20200901023935p:plainf:id:omayupoke:20201027194304j:plainという並びだと相手のf:id:omayupoke:20200901023058j:plainにかなり不利をとるので、ラスト1匹は

・3. のタスキが削れたゲンガーに強い

・パッチラゴンに後出しからでも抗える

 

の2つの条件を満たすポケモンとして、スカーフf:id:omayupoke:20201027204717j:plainとスカーフf:id:omayupoke:20200901023058j:plainが挙がりました。しかし、スカーフf:id:omayupoke:20201027204717j:plainだと地面技をf:id:omayupoke:20201027192223j:plainf:id:omayupoke:20201027192811j:plainにスカされた時にサイクル不利になってしまうことが懸念され、一方でスカーフf:id:omayupoke:20200901023058j:plainは、f:id:omayupoke:20201027204717j:plainf:id:omayupoke:20201027205127j:plainに電気技、f:id:omayupoke:20200901023608j:plainf:id:omayupoke:20201027205233j:plainに竜技をスカされた時にf:id:omayupoke:20200901023935p:plainf:id:omayupoke:20201027194304j:plainで十分後出し対応可能なので、スカーフf:id:omayupoke:20200901023058j:plainの方が適任だと判断し、裏選出が決定しました。パッチラゴンを使う以上、フェアリーの一貫は切っておきたかったのでこの時にロトムf:id:omayupoke:20200901023935p:plainでの採用としました。

 

弱点の補完

最後に、ここまでの5匹ではガマゲロゲf:id:omayupoke:20201101115814j:plainモロバレルf:id:omayupoke:20201101120047j:plainがとても重かったので、弱点の補完としてf:id:omayupoke:20201101115814j:plainf:id:omayupoke:20201101120047j:plainにめっぽう強いポケモンを入れるのがセオリーですが、どうしても相棒のf:id:omayupoke:20201101120325j:plainを入れて記事を書きたい!!と思ってしまったのでラストはf:id:omayupoke:20201101120325j:plainを採用しました。f:id:omayupoke:20201101115814j:plain対策でエナボ、f:id:omayupoke:20201101120047j:plain対策でエアスラを採用し、対面で確実に勝てるようタスキを持たせました。これ以上解説することはありません、、

 

以上のような経緯で今期の構築が完成しました。自分が書いた記事通りに構築を組むことができました!構築の組み方に悩んでいる方は、この先述の記事やこの記事を是非参考にしてみてください!

 

【個体解説】

 

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クワガノンきあいのタスキ

性格: ひかえめ

特性: 浮遊

実数値: 153(4)-*-110-216(252)-95-95(252)

技構成: ボルチェン/エナボ/エアスラ/堪える

調整意図:

火力特化。無振り60族は抜けるよう準速に。

解説: 

相棒枠。ゲロゲを対面で倒したり、後述のヒトムが刺さっていない時の対面操作要因として採用しました。ゲロゲを倒すためにエナボ、バレルに打点を持つためにエアスラ、相手のダイマを枯らすために堪えるを採用しました。後半結構選出し、活躍してくれたので大満足!でも選出率はダントツ最下位です、、

 

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ゲンガー@火炎玉

性格: おくびょう

特性: 呪われボディ

実数値: 139(28)-*-101(164)-158(60)-96(4)-178(252)

調整意図: 

いろはさんが動画で紹介していた有名な調整。

https://www.youtube.com/watch?v=ZxB07vKSZJo&t=249s

ウーラオスの水流連打耐え調整。

解説: 

構築の軸。初手に出てきてラムジェットをするポケモンに無理矢理火傷を押し付けてカモにする。この動きが想像以上に決まることが多く、脳汁がたくさん出ました。ラムジェットしてこなさそうな特殊ポケモンと対面してしまった時も、催眠術でなんとかしていました。どう考えてもシーズン6最強ポケモン

 

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カビゴン@フィラのみ

性格: わんぱく

特性: 食いしん坊

実数値: 267(252)-131(4)-128(252)-*-130-50

技構成: 空元気/地割れ/鈍い/リサイクル

調整意図:   普通のHBぶっぱ。

解説:

前述のf:id:omayupoke:20201027182308j:plainが相手のポケモンを火傷させた後、そいつを起点に鈍いを積んでいきます。火炎玉トリックが決まった後のこのポケモンは絶対に止まらない。めちゃくちゃ強かったです。モジャハピや受けルにも勝てるように地割れを採用していたのでかなり対応範囲も広かったです。

 

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ヒートロトム@オボンのみ

性格: ずぶとい

特性: 浮遊

実数値: 157(252)-*-174(252)-125-127-107(4)

技構成: 鬼火/怪電波/ボルチェン/オバヒ

調整意図: 

HBぶっぱ。パッチのダイジェット+ダイドラグーン耐え。

解説: 

間違いなく本構築のMVP。今シーズンこのポケモンが不利をとる対面はほとんどなかったです。ピクシーニンフィアウルガモスあたりが瞑想や蝶舞の起点にしようと出てきましたが、怪電波で逆に起点にしていました。強すぎて何で流行らないのか分からないレベル。怪電波ヒトムの案をくれたひでででででさん、本当にありがとう。

 

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マリルリとつげきチョッキ

性格: いじっぱり

特性: 力持ち

実数値: 175-112(252)-100-*-101(4)-102(252)

技構成: アクブレ/アクジェ/じゃれ/馬鹿力

調整意図: 60族やミラー意識で準速。

解説: 

本構築の裏エース。後述のf:id:omayupoke:20200901023058j:plainが地面タイプを強烈に誘うため、このポケモンの通りがめちゃくちゃ良かったです。相手のポケモンを倒した数はマリルリがダントツで一番多いと思います。昔から愛用していて大好きなポケモンだったので、活躍させることができて非常に満足です!

 

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パッチラゴン@こだわりスカーフ

性格: ようき

特性: 8割あたるやつ

実数値: 166(4)-152(252)-110-*-90-139(252)

技構成: でんくち/逆鱗/炎の牙/燕返し

調整意図: AS最速。

解説:

特に解説することのない、普通のスカーフパッチ。今期は珠ウラオや珠ゲンガー、スカーフアシレなどが多く、スカーフパッチならこれらをダイマせずにワンパンできるのでかなり環境に刺さっていました。f:id:omayupoke:20200901023935p:plainの後攻ボルチェンで相手のタスキを削りつつ、スカーフパッチを展開するだけであとは無双してくれました。

 

【選出・立ち回り】

1. 基本選出

f:id:omayupoke:20201027182308j:plainf:id:omayupoke:20201027183820j:plain + f:id:omayupoke:20200901023058j:plain or f:id:omayupoke:20201027194304j:plain

初手ゲンガーの火炎玉トリックが刺さっていそうな構築に出す選出。とにかく初手で相手に火傷を押し付けて、カビゴンで鈍いを積むというとてもシンプルな戦い方です。

 

2. 裏選出

f:id:omayupoke:20200901023935p:plain or f:id:omayupoke:20201101120325j:plain   +   f:id:omayupoke:20201027194304j:plainf:id:omayupoke:20200901023058j:plain

ヒトムで鬼火や怪電波を撒いたり、後攻ボルチェンで対面操作をしたりして安全に後続につないで抜いていきます。なるべくヒトムのHPは残しながら再展開できるよう立ち回りました。

 

【最後に】

最終3桁を目指す方に向けて書いた記事が想像の100倍好評いただき、今期はその面目を保つためにも何としてでも最終3桁に乗せたかったので、とても安心しました、、相棒のクワガノンや大好きなマリルリを活躍させることもでき、この上ない満足感でシーズンを終えることができました!今期はリアルが忙しくてあまりポケモンに時間を費やせなかったので、本気が出せればもっと高い順位を目指せたのではないかと思っているのでそこは少し残念です。ただ、シーズンを重ねる毎に構築の組み方はどんどん上手くなっているという実感はあるので、来期の冠環境は本気でレート2000目指して頑張ろうと思います!!これからも上を目指して挑戦しつつ、勝てなくて悩んでいる方のためになる記事もどんどん書きたいと思っているので応援よろしくお願いします!!