おたけのおへや

ポケモン剣盾シングルレート専用。結構独特の型や構築を考えるので、参考になれば幸いです。

【気づき】抽象化について

数学の計算問題とは異なり、ポケモン対戦が上手くなる方法は1つではありません。プレイヤー全員それぞれ異なる問題があり、その答えも人それぞれだと思います。つまりポケモンが上手くなるためには、それぞれ個人が持つ問題を正確に認識し、その解決策を都度自分で見つけなければなりません。そして、このプロセスはポケモンのみならず、人間が成長するうえで最も重要なプロセスだと感じています。もちろん、社会人としても非常に重要なスキルだと思います。つまり、僕はポケモンというゲームに自分という人間が成長できるヒントが沢山詰まっていると思っており、ポケモンで学んだことは今後の人生に必ず活かしたいと考えています。(ポケモンしてる自分を正当化したいだけです)

 

そんな経緯があり、この記事ではポケモンというゲームを切り口として、このゲームを通して成長のために個人的にとても重要だと感じた思考プロセスについて完全な主観で話していきたいと思っています。冒頭でも述べたように、この辺りの考え方は人それぞれ違うし、個々がそれぞれ見つけていくものなので、僕の考え方が読者の参考になるかどうかは全く分かりません。興味のある方のみ、目を通して頂けると幸いです。

 

ポケモン対戦の成長プロセス

ポケモンが上手くなるために必要なプロセスは以下だと感じています。

問題発見→気づき→抽象化→改善→検証

 

社会人を経験されている方は、上記に似たような課題解決論を目にした事があるかと思います(PDCAサイクルなど)。しかし、僕は個人的に、効率よく成長するためにはPDCAサイクルのプロセスだけでは不十分だと思っており、そのあたりが成長スピードを上げるためのキーポイントだと思っています。

具体的に言うと、僕は上記のプロセスの中で「抽象化」を圧倒的に重視すべきだと思っています。それは、これまでの人生経験に加え、ポケモンというゲームを通して非常に痛感したことであります。

その辺りをポケモン対戦という具体例を切り口としてうまく説明できたらなぁと思っています。

 

ポケモン対戦における「抽象化」

僕は、ポケモンの勝率が上がった明確なきっかけがあります。エースバーンのリベロ解禁とともにポケモン対戦を再開し、自分なりに強い構築を色々と考えながら何百戦も対戦を繰り返していました。その時に、当時の環境では「環境にいるポリゴン2はHB型ばかりで、アナライズ眼鏡ジバコイルを合わせるだけで簡単に相手のサイクルを崩せる」ことに気付きました。上記は、エースバーン受けとして採用していたHBギャラドスがHBポリ2に簡単に切り返されてしまうという問題点から得た気づきでした。この気づきまでの経緯は、成長プロセスで言うと

問題発見→気づき

の段階だと考えています。そして、ここからの考え方が成長のために最も重要だと僕は感じています。

「ポリ2に眼鏡ジバコイルを合わせると勝率が上がる」ことに気づいた僕は、これが何故勝率アップに繋がっているのか深く考えました。そして出た結論が、

・アナライズ眼鏡ジバコイルの攻撃を受けられるポケモンが非常に少ないこと

・HBポリゴン2は環境に非常に多く存在するポケモンであること

の2つでした。そしてこの結論を次の構築作りに活かせるために、さらに思考を深めて

「環境に非常に多く存在するポケモンと対面させて、相手の裏のポケモンに大きな負荷を与える動きが非常に有効である」と結論付けました。

これが、成長プロセスでいう「抽象化」です。

簡単に言うと、対戦を続けていくうちに生じる問題をそれぞれ解決することも重要ではありますが、次の結果、次の成長につなげるためには個々の事象(枝)をより深く考え、より根元の部分につなげていくことが何よりも重要であり、その枝を根元に繋げる思考を抽象化と呼ぶのだと勝手に思っています。

 

おそらくポケモンが強い、あるいは仕事で成功している人は皆無意識にやっていることだと思います。しかし、自分は最初はダメ人間で何もできないので、こうした気づきを言語化して整理しないと成長できないと思い、これからも何か気づきがあればこの記事のように形にしていきたいと思ってます。最近はポケモン対戦の年齢層が上がってきて、こういったポケモン以外でも役に立ちそうな思考を記事に残して下さる方も多くて非常に良い環境だなと思うので、便乗したいと思います。自分と同じく、いつも最初は全然上手くいかない方の何かの気づきになれば幸いです。

【剣盾S24 最終149位】マリルリダイナカグヤ対面+サイクル構築

こんにちは、おたけです。今期は最低限の目標であった最終2桁に一歩及ばず、非常に悔しさが残るシーズンでした。とはいえ、自身の過去最高順位を更新できたため構築記事に残そうと思います。

 

結果

TNおまゆ 最終149位

f:id:omayupoke:20211201112056j:plain

 

使用構築

f:id:omayupoke:20211201111909j:plain

※レンタルコードしばらく残すので使ってみてください

 

コンセプト

・最低限のタイプ受けをしつつ、なるべく対面的に相手を崩していく

・弱保ダイナで有利対面コスモパワーを積んで相手を破壊する

・相手が積み技で応戦してきたら、裏のメタモンでコピーする

 

構築経緯

先期のダイマ無しルールで使用していて、個人的に禁止伝説ありルールで最強だと思っているコスモパワー弱保f:id:omayupoke:20210316161508j:plainから組み始め、

コスモパワーに対して積み技で強引に突破してきた際の切り返しとしてf:id:omayupoke:20211026233706j:plain

f:id:omayupoke:20210316161508j:plainと最も相性がいいf:id:omayupoke:20201202061542j:plainを自然に採用しました。

上記の3匹でほとんど全ての攻めサイクル構築に対応できる一方で、このままではf:id:omayupoke:20210201003202j:plainf:id:omayupoke:20201201213137j:plainなどの受けサイクルを絶対に突破できないので、最も受けサイクルと同居しているf:id:omayupoke:20210316172111j:plainf:id:omayupoke:20210929234756j:plainに強く、受けを崩せる命の珠f:id:omayupoke:20201027194304j:plainを採用しました。副産物として、初手ダイマf:id:omayupoke:20210316161508j:plainf:id:omayupoke:20201202061542j:plainによる詰ませのプランを取るためのダイマ駒として大活躍してくれました。

上記の4匹ではf:id:omayupoke:20210316162843j:plain軸に対する勝率が低いため、f:id:omayupoke:20210316162843j:plainに強く、かつ対面選出する際のf:id:omayupoke:20211026233706j:plain以外の切り返し駒としてf:id:omayupoke:20201201210717j:plainを採用しました。

最後に、メタモンによる切り返し戦術が効かないf:id:omayupoke:20210316160224j:plainf:id:omayupoke:20201201213137j:plainf:id:omayupoke:20210201005829j:plainのような構築に対しての勝率を上げるため、草結び採用のチョッキf:id:omayupoke:20201201205521j:plainを採用し、

f:id:omayupoke:20201027194304j:plainf:id:omayupoke:20210316161508j:plainf:id:omayupoke:20201202061542j:plainf:id:omayupoke:20201201205521j:plainf:id:omayupoke:20201201210717j:plainf:id:omayupoke:20211026233706j:plainの並びで構築が完成しました。

 

個体紹介

f:id:omayupoke:20201027194304j:plain@いのちのたま

特性: ちからもち

性格: 意地っ張り

技構成: アクアブレイク/じゃれつく/あなをほる/アクアジェット

実数値: 207(252)-112(252)-100-*-100-71(4)

調整意図: HAぶっぱ

解説: 

本構築の禁伝枠。相手の禁伝とまともに打ち合うことができる最強ポケモン。主に初手に出してダイマするか、相手にダイマの圧力をかけて裏に引くかという使い方をしていました。命の珠を持たせることで相手が想像している何倍もの火力を出せるので、相手がダイマをしてこなかった時は必ず相手のポケモンを1匹以上倒してくれました。数的優位さえ取れればf:id:omayupoke:20210316161508j:plainf:id:omayupoke:20201202061542j:plainという最強の詰ませポケモンが裏に控えているので、f:id:omayupoke:20201027194304j:plainのおかげで受け攻め構築のような立ち回りができて戦略の幅が広がりました。あなをほるを採用することで、f:id:omayupoke:20210316172111j:plainに同居しているf:id:omayupoke:20210401083847j:plainを崩しつつ、後続と打ち合えるようになります。個人的に5本の指に入るくらい大好きなポケモンなので、また構築にいれることができて非常にうれしいです。

 

f:id:omayupoke:20210316161508j:plain@弱点保険

特性: プレッシャー

性格: 臆病

技構成: ダイマックス砲/マジカルフレイム/コスモパワー/自己再生

実数値: 241(204)-*-147(252)-166(4)-117(12)-170(36)

調整意図:

S: ガブ抜き

HB: 悪ウーラオスの鉢巻暗黒強打を受けるためなるべく高く

HD: 命の珠サンダーのC-1ダイジェットを高乱数で受けられる程度

解説: 

本構築の第2の禁伝枠で、構築の軸となるポケモン。一度コスモパワーを積んだ時の圧倒的耐久力と、弱保が発動した時の火力、耐久振りなのにほとんどのポケモンの上を取れる素早さ、全てを兼ね備えた最強ポケモンでした。先にコスモパワーを積んでしまえば剣舞のないf:id:omayupoke:20210316160224j:plainに対面で勝てるし、取り巻きのf:id:omayupoke:20201201204219j:plainf:id:omayupoke:20210201000355j:plainにも強いため、対f:id:omayupoke:20210316160224j:plain軸相手でも5分以上の戦いができました。後述するスカーフf:id:omayupoke:20211026233706j:plainととても相性が良く、f:id:omayupoke:20210316160224j:plain剣舞しないとf:id:omayupoke:20210316161508j:plainを突破できない、剣舞するとf:id:omayupoke:20211026233706j:plainにコピーされるという究極の2択を迫ることができます。マジでオススメの個体なので皆さんも是非使ってみてください。

 

f:id:omayupoke:20201202061542j:plain@食べ残し

特性: ビーストブースト

性格: 腕白

技構成: ヘビーボンバー/宿り木の種/守る/身代わり

実数値: 204(252)-121-170(252)-*-121-82(4)

調整意図: HBぶっぱ

解説: 

f:id:omayupoke:20210316161508j:plainと相性のいい物理受けで、構築のダイマ枯らし役。とにかく倒すのが難しく、一度数的優位を取ってしまえばf:id:omayupoke:20210316161508j:plainと合わせて最強の双璧を作ってくれます。特に対f:id:omayupoke:20210401082958j:plainは最強で、本当にうまいf:id:omayupoke:20210401082958j:plain使いの方以外は全部TODで勝ちました。ヘビーボンバーがダイスチルの媒体になるため、無理矢理ダイマを切って要塞化し、相手が積んでくるとf:id:omayupoke:20211026233706j:plainでコピーするという動きも強かったです。

 

f:id:omayupoke:20201201205521j:plain@突撃チョッキ

特性: 威嚇

性格: 意地っ張り

技構成: 地震/ストーンエッジ/蜻蛉/草結び

実数値: 196(252)-216(252)-110-112-100-112(4)

調整意図: HAぶっぱ

解説: 

最終日前日に構築に入ってきた助っ人外国人であり、今期のMVP。チョッキを持たせることで命の珠f:id:omayupoke:20201201204219j:plainに打ち勝つことができます。相手視点はf:id:omayupoke:20210316160224j:plain受けに見えるため、初手にf:id:omayupoke:20201201204219j:plainと対面すると全員ダイジェットしてくれるので、返り討ちにしていました。後続から出てくるf:id:omayupoke:20210316160224j:plainf:id:omayupoke:20211026233706j:plainでコピーして切り返し、最後はf:id:omayupoke:20210316161508j:plainで詰めるという安定した立ち回りでf:id:omayupoke:20210316160224j:plain軸と戦うことができました。草結びを採用することで、

f:id:omayupoke:20210201000355j:plainf:id:omayupoke:20200901044604j:plainなどのステロ欠伸展開も阻止することが可能でした。初手で相手のポケモンに威嚇を入れておくことで、裏のf:id:omayupoke:20210316161508j:plainf:id:omayupoke:20201202061542j:plainで受けやすくなるとう副産物もあり、本構築の最後のピースとしてぴったりでした。一度1600位まで低迷してからこのポケモンを採用し、10連勝くらいしてレートを戻したので間違いなく最強の助っ人でした。

 

f:id:omayupoke:20201201210717j:plain@のろいのおふだ

特性: ばけのかわ

性格: 陽気

技構成: じゃれつく/ゴーストダイブ/影打ち/剣舞

実数値: 131(4)-142(252)-100-*-125-148(148)

調整意図: ASぶっぱ

解説: 

本構築の補完枠であり、主に対f:id:omayupoke:20210316162843j:plain軸と対f:id:omayupoke:20210316163048j:plain軸で選出しました。選出は少なかったですが、おかげで最終日はf:id:omayupoke:20210316162843j:plain軸への勝率もよく、対面選出をしたい時に切り返しの駒として活躍してくれたので入れてよかったとは思いました。

 

f:id:omayupoke:20211026233706j:plain@こだわりスカーフ

解説: 

本構築の切り返し役で、主にf:id:omayupoke:20210316160224j:plainf:id:omayupoke:20210316162843j:plain軸にのみ選出しました。こいつがいないとf:id:omayupoke:20210316161508j:plain対面で積まれ放題なので、この構築で最も重要な役割を持つポケモンです。色んな人が使ってる色んな型のf:id:omayupoke:20210316160224j:plainをコピーできて楽しかったです。たまにf:id:omayupoke:20210316160224j:plainの技配置がおかしくて一番上がワイボみたいな人がいて、何回も押し間違えたのでf:id:omayupoke:20210316160224j:plainの一番上の技は絶対巨獣斬じゃない方がいいです。

総括

今期は最低でも最終2桁を目標として頑張ってきましたが、そううまくはいかず惜しい結果となりました。ただ、シーズンを重ねるごとにどんどん構築のパワーが上がってる実感があり、苦しみながらも着実に成長しているなあという実感はあります。今期は過去最高順位でしたが、終わった瞬間は悔しさが10割でした。そして、1桁を目指しているトップランカーたちは構築が強いのは当たり前で、それにプラスして選出や立ち回りが完璧で、まだ自分には及ばないことを肌で感じることもできました。正直このルールは飽きましたが、努力をやめてしまってはこれ以上の世界に辿り着けないので、またリフレッシュして頑張ってみようと思います。

 

 

 

【ポケモン剣盾S20】高速ジバコイル始動対面&サイクル構築【最終177位、最終レート1941】

こんにちは、おたけです。

冠環境最後のシーズンは、無事に過去最高順位で終えることができました!

今までで一番強い構築ができたと思っているので、興味ある方は是非ご一読ください!

 

【結果】

TNおまゆ 最終順位 177位    最終レート 1941

f:id:omayupoke:20210801123029j:plain

【使用構築】

f:id:omayupoke:20210801075406j:plain

 

【構築経緯】

タイプが優秀でダイジェットを4分の1で受けられるf:id:omayupoke:20200901021606j:plainが速ければめちゃくちゃ強いのでは?と思い、CSスカーフ頑丈f:id:omayupoke:20200901021606j:plainf:id:omayupoke:20201201205521j:plainf:id:omayupoke:20201202054806j:plainの並びから構築を組み始めました。f:id:omayupoke:20200901021606j:plainは初手に置くことで環境に多くいるポケモン達に必ず最低限の仕事をしてくれるので、初手にそれぞれのポケモンと対面した際の立ち回りを構築段階である程度決めておきました。↓

 

・VSf:id:omayupoke:20201201204219j:plain

相手がよくしてくる行動⇒ボルチェン or 怪電波

立ち回り⇒上からボルチェンでf:id:omayupoke:20201201205521j:plain着地

 

・VSf:id:omayupoke:20201201205521j:plain

相手がよくしてくる行動⇒剣舞>>地震(こちらにランドがいるのでほとんどしてこない)

立ち回り⇒上からラスターカノン

(上から行動できるので、仮に剣舞されたとしても相手はダイマしないとf:id:omayupoke:20200901021606j:plainに対面勝てない)

 

・VSf:id:omayupoke:20201202054806j:plain

相手がよくしてくる行動⇒裏のポケモンに引く

立ち回り⇒ラスターカノン or ボルチェン (裏を見て決める)

 

・VS悪f:id:omayupoke:20200901022947j:plain

相手がよくしてくる行動⇒暗黒強打、インファ

立ち回り⇒上からボルチェンしてf:id:omayupoke:20201202054806j:plain着地

 

・VS水f:id:omayupoke:20200901022947j:plain

相手がよくしてくる行動⇒裏のポケモンに引く>蜻蛉>インファ

立ち回り⇒放電、ラスターカノン(裏を見て決める)

 

・VSf:id:omayupoke:20200901022158j:plain

相手がよくしてくる行動⇒火炎ボール

立ち回り⇒f:id:omayupoke:20201202054806j:plainに引く

 

・VSf:id:omayupoke:20210131235343j:plain(重め)

相手がよくしてくる行動⇒トラアタ or 裏に引く

立ち回り⇒ボルチェンで強引にf:id:omayupoke:20201231201754j:plainバック or ラスターカノンで押して再生のタイミングでf:id:omayupoke:20201231201754j:plainバック

 

・VSf:id:omayupoke:20201201211858j:plain

相手がよくしてくる行動⇒馬鹿力、地震、龍舞

立ち回り⇒上からボルチェンでマルスケを削ってf:id:omayupoke:20201201205521j:plain着地

 

上記の立ち回りを安定して遂行するために最適なf:id:omayupoke:20201201205521j:plainf:id:omayupoke:20201202054806j:plainの型を考えました。↓

 

f:id:omayupoke:20201202054806j:plain

役割⇒f:id:omayupoke:20200901022158j:plainを1度受ける、f:id:omayupoke:20210131235343j:plainを確実に削る、f:id:omayupoke:20201201205521j:plainf:id:omayupoke:20200901021606j:plainの一貫を作る

採用した型⇒HB怒り挑発型

 

f:id:omayupoke:20201201205521j:plain

役割⇒f:id:omayupoke:20201201204219j:plainの電気技をスカして有利展開を作る、相手のf:id:omayupoke:20201201205521j:plainに対する切り返し、f:id:omayupoke:20210131235343j:plainに対する強引な突破
採用した型⇒命の珠型

 

上記の基本選出で最も重く、環境に多いポケモンf:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20201231201107j:plainであったため、それらに強く出られ、上記のポケモン達と相性がいいポケモンを探しました。965さんが前期に使っていたラム持ちf:id:omayupoke:20210801080032j:plainを試したところかなり使用感がよく、基本選出の3匹とタイプ、役割の補完が取れているため採用しました。f:id:omayupoke:20210801080032j:plainf:id:omayupoke:20201231201754j:plainf:id:omayupoke:20200901021606j:plainf:id:omayupoke:20201201205521j:plainの並びでは、f:id:omayupoke:20210801080032j:plainf:id:omayupoke:20200901023035j:plainと対面した時にダイホロウが一貫してしまうため、ノーマルタイプ最強のf:id:omayupoke:20210131235343j:plainを採用しました。最後の枠に欲しかったのは、

・相手を詰ませる性能を持つ

・ここまでで最も重いf:id:omayupoke:20200901023012j:plainに強い

f:id:omayupoke:20210801080032j:plainでカモれる特殊受けf:id:omayupoke:20210201004837j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20210801101026j:plainf:id:omayupoke:20210201005829j:plainなどを誘う

 

という条件で、これらを満足するHBアッキ充電f:id:omayupoke:20201201204219j:plainを採用し、

f:id:omayupoke:20210801080032j:plainf:id:omayupoke:20201231201754j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20201201204219j:plainf:id:omayupoke:20200901021606j:plainf:id:omayupoke:20201201205521j:plainという並びで構築原案が完成しました。

 

型の調整

補完枠の投入によって役割や立ち回りが発散してしまったので、再度それぞれのポケモンの役割を確認しながら型の調整を行いました。f:id:omayupoke:20210801080032j:plainの採用によって、f:id:omayupoke:20210801080032j:plainf:id:omayupoke:20201202054806j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20210801080032j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20201201205521j:plainのような選出をすることが想定されたため、これらの選出をしてもある程度汎用性を持たせられるような型を考えました。

 

f:id:omayupoke:20210801080032j:plainf:id:omayupoke:20201202054806j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plain

勝ち筋

1f:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20201231201754j:plainのサイクルで相手を消耗させ、f:id:omayupoke:20210801080032j:plainで詰める

2f:id:omayupoke:20210801080032j:plainで圧力をかけて相手のダイマを誘い、f:id:omayupoke:20210131235343j:plainの受けから後発ダイマで切り返す

上記を達成するために、f:id:omayupoke:20210131235343j:plainはC特化アナライズでダイマしてもしなくても強い型を採用しました。

苦手なポケモン⇒ 怪電波f:id:omayupoke:20201201204219j:plain、悪f:id:omayupoke:20200901022947j:plain(f:id:omayupoke:20201231201754j:plainが消耗した瞬間負ける) など

怪電波f:id:omayupoke:20201201204219j:plainは選出的に厳しいのでスルーしました。

f:id:omayupoke:20200901022947j:plainの処理ルートを増やすため、f:id:omayupoke:20201231201754j:plainにゴツメを持たせてタスキを削り、ゴツメダメージ込みでf:id:omayupoke:20200901022947j:plainを倒せるようにf:id:omayupoke:20210801080032j:plainは最速かつ波動弾を採用しました。

 

f:id:omayupoke:20210801080032j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20201201205521j:plain

勝ち筋

1f:id:omayupoke:20210801080032j:plainで圧力を掛けて相手のダイマを誘い、f:id:omayupoke:20201201205521j:plainの威嚇+ダイマックスで切り返す

2f:id:omayupoke:20210801080032j:plainダイマックスで荒らし、相手のダイマf:id:omayupoke:20201201205521j:plainの威嚇+f:id:omayupoke:20210131235343j:plainで受けきる

上記を達成するために、命の珠f:id:omayupoke:20201201205521j:plainの素早さを下げてなるべく耐久に振り、物理受けとアタッカーの両方の役割を持てる型にしました。

苦手なポケモンf:id:omayupoke:20201201210717j:plainf:id:omayupoke:20201201204234j:plainなど

これらのポケモンは基本選出のf:id:omayupoke:20200901021606j:plainf:id:omayupoke:20201201205521j:plainf:id:omayupoke:20201231201754j:plainで強く戦えるので、対策は見送りました。


最後の枠であるHBアッキ充電f:id:omayupoke:20201201204219j:plainは基本的にダイマックスをして素早さを上げて相手を詰ませる動きをするため、同時に選出するポケモンダイマックスをしなくても強いポケモンで並べました。

 

f:id:omayupoke:20201201204219j:plainf:id:omayupoke:20200901021606j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plainor f:id:omayupoke:20201201205521j:plain

勝ち筋

1f:id:omayupoke:20201201204219j:plainの初手ダイマで相手のポケモンを1匹倒し、詰ませに入る。相手は強引なダイマックスをしてくるため、裏のf:id:omayupoke:20200901021606j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plainor f:id:omayupoke:20201201205521j:plainも含めて耐えしのぐ

上記を達成するためには、f:id:omayupoke:20201201204219j:plainに羽休めと怪電波or充電を採用し、欲を言えば身代わりがあると詰ませ性能が格段に上がるため、電気のウェポンを抜いて暴風ワンウェポンにして身代わりを採用しました。

 

以上の経緯で、高速f:id:omayupoke:20200901021606j:plain軸の構築が完成しました。

 

個体紹介

f:id:omayupoke:20210801080032j:plain@ラムの実

性格: おくびょう

特性: ふゆう

実数値: 181(204)-*-111(4)-136(44)-151(4)-178(252)

技構成: サイコショック/波動弾/瞑想/再生

調整意図: 

S: ウーラオスウツロイドなどを抜くため最速

C: +1波動弾で悪f:id:omayupoke:20200901022947j:plainをゴツメダメ込みで確定1発

 サイコショックで無振りf:id:omayupoke:20210201004837j:plainを確定1発

H: 余り。D+1でC特化珠f:id:omayupoke:20201202061542j:plainのダイジェットが確定2発

解説:

構築の嫁ポケ枠。第2MVP。間違いなく今期の環境ポケモンでした。苦手なf:id:omayupoke:20200901044604j:plainf:id:omayupoke:20201231201107j:plainf:id:omayupoke:20201201204219j:plainf:id:omayupoke:20210201004837j:plainのような並びを後述のf:id:omayupoke:20201231201754j:plainと合わせて有利に戦えるので、最終日もかなり選出したし大活躍してくれました!ラムの実を持っているとf:id:omayupoke:20201201204219j:plainの暴風混乱やf:id:omayupoke:20210131235343j:plainの氷を一度無効にできるし、f:id:omayupoke:20200901044604j:plain対面で強引にダイマックスすることが可能です。波動弾を搭載するとf:id:omayupoke:20210201005829j:plainに対して役割逆転させることができるし、受け回しにも強くなり非常に使い易かったです。いつか必ず大好きなf:id:omayupoke:20210801080032j:plainと結果を出したいと思っていたのでこの上なく嬉しいです!965さんに感謝です。
 

f:id:omayupoke:20201231201754j:plainゴツゴツメット

性格: ずぶとい

特性: ミストメイカ

実数値: 177(252)-*-183(252)-115-150-106(4)

技構成: ムンフォ/自然の怒り/挑発/黒い霧

調整意図: 

HB振り切り (相手のダイマを1発耐えて黒い霧を打ちたいため)

解説:

HBに振り切り、構築のf:id:omayupoke:20200901022947j:plainf:id:omayupoke:20201201204234j:plain受けを担当してもらいました。ゴツメを持たせることで、f:id:omayupoke:20210801080032j:plainが苦手な悪f:id:omayupoke:20200901022947j:plainのタスキを削り、瞑想波動弾圏内に入れる動きがとても強かったです。黒い霧を搭載することで起点になることが少なく、自然の怒りで確実に相手のサイクルに負荷をかけてくれたため、腐ることがなく活躍してくれました!f:id:omayupoke:20210801080032j:plainの最高の相棒でした。

 

f:id:omayupoke:20210131235343j:plain@しんかのきせき

性格: ひかえめ

特性: アナライズ

実数値: 192(252)-*-111(4)-172(252)-115-77

技構成: トラアタ/冷ビ/放電/再生

調整意図: 

HC振り切り。無振り60族の下を取るためS個体値は24。

解説: 

f:id:omayupoke:20201231201754j:plainダイマを切らない怒り挑発型で採用していたので、ポリ2はダイマしても強いようにHCアナライズ型で採用しました。タイプと技範囲が優秀なため、どんな相手に対してもダイマで撃ち合うことができてめちゃくちゃ強かったです。DLと違って腐ることがなく、アタッカー型の中では最も強い型だと思います。最終日は相手のポリ2を2回も凍らせてくれたので感謝してます。


 

f:id:omayupoke:20201201204219j:plain@アッキの実

性格: ずぶとい

特性: せいでんき

実数値:191(204)-*-148(236)-145-110-129(68)

技構成: 暴風/身代わり/充電/羽休め

調整意図: 

S: 耐久サンダーミラーに勝てるようなるべく早く

HB: 意地f:id:omayupoke:20200901022158j:plainの火炎ボールを乱数2発 (16%)

解説: 

構築の補完枠であり、おそらく環境で自分しか使っていない型のサンダーです。汎用性はかなり低いですが、刺さっている時は1匹で相手を詰ませることができます。f:id:omayupoke:20210201000355j:plainf:id:omayupoke:20200901023012j:plainf:id:omayupoke:20200901023035j:plainの並びにはだいたい選出して、f:id:omayupoke:20210201000355j:plain対面で身代わりして充電すれば相手は突破が非常に難しくなります。電気ウェポンを抜いて身代わりを採用することで、充電を詰み切ればf:id:omayupoke:20210131235343j:plainの氷もケアできるようになります。最終日はほとんど選出しませんでしたが、シーズン中盤では上位の方々を1匹でボコボコにして爽快でした!まだまだサンダーは開拓の余地があると感じました。

 

f:id:omayupoke:20200901021606j:plain@こだわりスカーフ

性格: おくびょう

特性: がんじょう

実数値: 145-*-136(4)-182(252)-110-123(252)

技構成: ラスカ/放電/徹底抗戦/ボルチェン

調整意図: 

S: +1で最速115族抜き

解説: 

構築の軸であり、MVP。とにかく初手出しが安定で、必ず相手から見えない勝ち筋を作り出してくれました。f:id:omayupoke:20201201204219j:plainf:id:omayupoke:20201201211858j:plainの先に動けるのが非常にえらく、f:id:omayupoke:20201201204219j:plain対面は高頻度で怪電波を打たれるので、上からボルチェンで削って後述のf:id:omayupoke:20201201205521j:plainを着地できるのが本当に強かったです。f:id:omayupoke:20201201211858j:plain対面も同様に、上からボルチェンでマルスケを削ってからf:id:omayupoke:20201201205521j:plainで威嚇を入れることができます。f:id:omayupoke:20201201210717j:plainに強いのも非常に優秀で、HPを少し残しておけば相手のf:id:omayupoke:20201201210717j:plainによる切り返しも抑制できるので、対面構築に対してもいい勝率で戦うことができました。f:id:omayupoke:20200901021606j:plain自体は昔からよく使っていましたが、今までに使った型の中で断トツに1番強かったです!!

 

f:id:omayupoke:20201201205521j:plain@命の珠

性格: いじっぱり

特性: いかく

実数値: 189(196)-196(108)-110-*-111(90)-126(116)

技構成: 地震/空を飛ぶ/岩雪崩/剣舞

調整意図: 

S: +1で最速f:id:omayupoke:20200901022158j:plain抜き

A: 無振りf:id:omayupoke:20201202054806j:plainをダイジェットで乱数1発 (75%)

HB: 意地f:id:omayupoke:20200901022158j:plainの火炎ボールが威嚇込みで確定3発

HD: 臆病珠f:id:omayupoke:20201201204219j:plainのダイジェットが乱数1発 (25%)

解説: 

 構築の軸であり、f:id:omayupoke:20200901021606j:plainの最高の相棒。タイプ補完がバッチリで、f:id:omayupoke:20200901021606j:plainで上から動いてf:id:omayupoke:20201201205521j:plainでタイプ受けし、相手を一気に崩す動きがとても強かったので、耐久振りの命の珠型という少しクセのある型を採用しました。相手の耐久振りf:id:omayupoke:20201201205521j:plainに滅法強く、お互い威嚇を入れて剣舞を積み合った後のダイマの打ち合いはほとんど勝つことができます。この型にすると相手の構築にf:id:omayupoke:20210131235343j:plainがいても臆せずに選出することができたので、選出率は断トツの1位でした。冠環境終盤は間違いなくランドロスがSランクの環境トップだったと思います。

 

【最後に】

来期から僕が嫌いなダイマ無し環境になるということもあり、僕はこれで剣盾ランクマを終了したいと思います(今のところ)。このゲームを始めた頃に比べると本当に強くなったなあと思う一方で、最上位の方々には全く及ばず、大きな壁を感じて終えることになってしまいました。いつか必ず最上位で戦いたいと思っているので、またその時が来たら全力で頑張りたいと思っています。このゲームを通じてたくさんの方と出会い、同じ趣味で同じ目標に向かって切磋琢磨しつつ、ワイワイとゲームをすることがこんなにも楽しいという事を知ることができ、非常に幸せです。いつも一緒に楽しくポケモンをしてくれる友人や、応援してくださっているFFの方々に、本当に感謝しています。

 

スペシャルサンクス】

・きい鯖のみんな

・AIM-HIGHのみんな

・いつも応援して下さるFFの方々

【S18シングル 最終801位、最終レート1874】活躍の時を待つランターン「今は環境に刺さらんターン」


こんにちは、おたけです。

 

今シーズンは最終爆死しましたが、自身初めての最終100位代チャレンジを2回できたし、結果以上に充実したシーズンでした!構築はそこそこ強かったですがもう使わないと思うので、簡単に記事に残そうと思います。

 

【結果】

TN おたけ 最終801位 最終レート1874

f:id:omayupoke:20210607203634j:plain

 

【使用構築】

f:id:omayupoke:20210607203358j:plain

※レンタルコードは消すかもです

 

【構築経緯】

コンセプト: サンダーに対して有利対面を作ってランターンで崩す。

 

1 ランターンの採用

環境で流行っている地面枠がf:id:omayupoke:20201201205521j:plainf:id:omayupoke:20210321234049j:plainであるため、f:id:omayupoke:20201201204219j:plainのボルチェンをカットしつつ氷技が打てるポケモンとしてf:id:omayupoke:20200901024506j:plainに可能性を感じました。f:id:omayupoke:20201201204219j:plainは羽休めがあるため、

f:id:omayupoke:20201201204219j:plainに対して負荷を掛けるよりもそれ以外の受け出ししてくるポケモンを先に倒して

サイクルを崩壊させてから最後にf:id:omayupoke:20201201204219j:plainを残して詰めていく方が有利サイクルを展開できると考えました。

 

2 ランターンの相棒探し

f:id:omayupoke:20200901024506j:plainにはf:id:omayupoke:20201201205521j:plainf:id:omayupoke:20210321234049j:plainのような自分で崩せるポケモンと、f:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20201231201107j:plainのような自分で崩さないので後攻ボルチェンで対面操作するポケモンがいます。なので、f:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20201231201107j:plainなどと対面させて崩しを行える鉢巻水f:id:omayupoke:20200901022947j:plainを相棒にしました。(後ほど解雇します。笑)

 

3基本選出の補完枠

f:id:omayupoke:20200901024506j:plainf:id:omayupoke:20200901022947j:plainが苦手な物理高速アタッカーを全面的に受けられるようにアッキf:id:omayupoke:20201201211858j:plainを採用しました。

 

4その他補完枠+最終日の変更

f:id:omayupoke:20200901024506j:plainでは受からない特殊アタッカーの受けとしてHDf:id:omayupoke:20210131235343j:plainを採用しました。アッキf:id:omayupoke:20201201211858j:plainの苦手なステロ展開を阻止するためにf:id:omayupoke:20210201000448j:plainを採用しました。ここまでで重いギミック系や詰ませ系に強く出られ、サイクル参加可能なf:id:omayupoke:20201231201754j:plainを採用し、6体が出揃いましたが、最終日にf:id:omayupoke:20200901022947j:plainf:id:omayupoke:20200901023012j:plainに変更しました。変更理由は、最終日付近に増えていた初手ダイマf:id:omayupoke:20201201210717j:plainf:id:omayupoke:20201201204234j:plainみたいな構築に対する明確な答えが欲しく、f:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20201201210717j:plainf:id:omayupoke:20201201204234j:plainに対するスイープ役としてf:id:omayupoke:20200901022947j:plainでは水流連打とインファの択を解消できない+鉢巻水流耐え調整をしているアッキf:id:omayupoke:20201201210717j:plainが増加していてf:id:omayupoke:20200901022947j:plainでのスイープが苦しかったからです。この変更は結果的に大成功で、f:id:omayupoke:20200901023012j:plainでもf:id:omayupoke:20200901024506j:plainと相性が良くサイクル参加可能で、初手ダイマ構築をボコボコにしてくれました。

 

上記のような経緯でf:id:omayupoke:20210201000448j:plainf:id:omayupoke:20200901024506j:plainf:id:omayupoke:20201201211858j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20201231201754j:plainf:id:omayupoke:20200901023012j:plain並びが完成しました。

 

【個体紹介】

f:id:omayupoke:20200901024506j:plainとつげきチョッキ

性格: れいせい

特性: ちくでん

実数値: 201(4)-*-78-140(252)-128(252)-78

技構成: ボルチェン/熱湯/冷ビ/マジシャ

調整意図: 特殊攻撃の被弾回数が多いためDぶっぱ、火力が欲しいのでC特化

解説:

本構築の軸。ボルチェンのカットやかいでんぱが効かないためf:id:omayupoke:20201201204219j:plain絡みのサイクルにめちゃくちゃ強く、ほぼ全てのサイクル構築に対して有利な展開が作れました。ただ、終盤はf:id:omayupoke:20201201204219j:plainの存在感が薄くなったのと、サイクル構築の減少、初手ダイマなど対面構築の増加によって選出率はどんどん低くなりました。環境的には向かい風でしたが、それでも構築における役割をしっかり果たしてくれました!ちなみに、おたけの事をよく知る方はf:id:omayupoke:20200901024506j:plainをいつも使ってるという印象をお持ちかもしれませんが、採用理由は「愛」ではなく、割とガチで強いと思って毎回採用していて、実際にめっちゃ強いです。f:id:omayupoke:20200901024506j:plainが流行することはないと思いますが、f:id:omayupoke:20200901024506j:plainの強さについてもっとたくさんの人に知って欲しいので今後も布教を続けます。今期もありがとう!

 

 



解説:

最終日に構築に入ってきた化け物助っ人外国人。最終日のMVP。f:id:omayupoke:20200901024506j:plainがいるおかげで相手f:id:omayupoke:20201201204219j:plainの選出率が低く、このポケモンがぶっ刺さっていました。環境に先行ダイマしてくる構築が多かったので、相手のダイマさえ枯らせばこのポケモンが受かるはずがなく、圧倒的スイープ力で勝利に導いてくれました!対面構築にめっぽう強く、今の環境が来期も続くのであれば間違いなく来期も使うと思います。年俸は5億ぐらい払います。

 

f:id:omayupoke:20201201211858j:plain@アッキのみ

性格: わんぱく

特性: マルチスケイル

実数値: 197(244)-154-150(174)-*-120-112(92)

技構成: 逆鱗/ダブルウイング/竜舞/羽休め

調整意図: 

S+1で100族抜き、残りはHB

解説:

受け、攻め両方できる2刀流であり、本構築のオオタニサン。S14よりも少しだけSラインを高く調整しました。ステロを撒かれると急に弱くなるので、後述のf:id:omayupoke:20210201000448j:plainと組ませてなんとか受け切っていました。アッキが発動していればf:id:omayupoke:20201201210717j:plainf:id:omayupoke:20201201204234j:plainにも強いし、

f:id:omayupoke:20210401083238j:plainf:id:omayupoke:20201202061502j:plainもこいつがf:id:omayupoke:20210401083238j:plainの前で永遠に舞えばめちゃくちゃ簡単に倒せます。今期はこのポケモンが環境を回してた感あります。

 

f:id:omayupoke:20210201000448j:plain@オボンのみ

性格: ずぶとい

特性: マジックミラー

実数値: 161(228)-*-161(252)-160(30)-123-34

技構成: ドレキス/ショック/マジフレ/瞑想

調整意図: 

HB: 鉢巻暗黒強打確定耐え

C: 残り

解説:

ステロ展開絶対させないマン。オオタニサンの介護員であり、構築のイッペーサン。今期はマジフレを採用することで、f:id:omayupoke:20210201000355j:plainf:id:omayupoke:20201231223159j:plainに対してステロ阻止+自分でf:id:omayupoke:20201231223159j:plainを倒せるので、ラグ展開の勝率がかなり上がりました。対f:id:omayupoke:20200901023035j:plainは相手がゴーストダイブしか打点がないので、後続のf:id:omayupoke:20210131235343j:plainを見せつつダイマ択を迫ることができるのでフェアリーというタイプが非常に優秀でした。f:id:omayupoke:20200901024506j:plainと同じくかいでんぱが効かないので、f:id:omayupoke:20210131235343j:plainに対して打ってくるかいでんぱを跳ね返してそのまま起点にすることができました。受け寄りのサイクル構築を組む時は外せないくらい唯一無二のポケモンです!

 

f:id:omayupoke:20210131235343j:plainしんかのきせき

性格: なまいき

特性: トレース

実数値: 192(252)-100-111(4)-125-161(252)-72

技構成: からげんき/アイアンテール/冷ビ/再生

調整意図: HDぶっぱ

解説:

f:id:omayupoke:20200901024506j:plainでは受からない場合の特殊受け。今期は役割を薄く広げるためにアナライズ→トレースに変更しました。トレースにすることでf:id:omayupoke:20201201211858j:plainf:id:omayupoke:20201201205521j:plainの受けも一応できるので、柔軟にダイマを枯らすことができました。ちなみに、特性トレースできて嬉しかったランキング1位は「アマルルガフリーズスキン」です。その対戦はf:id:omayupoke:20201201204219j:plainをからげんきでボコボコにしました。特性トレースあるある第1位は「ポリ2と対面して結局アナライズになる」です。

 

f:id:omayupoke:20201202054806j:plain@食べ残し

性格: ずぶとい

特性: ミストメイカ

実数値: 177(252)-*-161(94)-115-162(94)-114(70)

技構成: なみのり/ムンフォ/挑発/瞑想

調整意図:

H: 残飯回復効率最大

BD: DL調整

S: 準速テッカグヤ抜き

解説:

今期の月間MVP。汎用性が鬼。基本的にどんな構築にも出せて、それなりの仕事をこなしてくれました。今期はDLf:id:omayupoke:20210131235343j:plainが多かったので、DL調整をした型に変更しましたが、これがめちゃくちゃ強かったです。C上昇のないf:id:omayupoke:20210131235343j:plainは上から瞑想すれば放電すら全然食らわないので、ガン起点にしてました。

 

【選出・立ち回り】

・基本選出

f:id:omayupoke:20200901023012j:plainorf:id:omayupoke:20201202054806j:plainf:id:omayupoke:20200901024506j:plainf:id:omayupoke:20201201211858j:plain

相手がサイクル構築の時の選出

 

・裏選出1

f:id:omayupoke:20210201000448j:plainf:id:omayupoke:20201201211858j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plainorf:id:omayupoke:20200901024506j:plain

相手がステロ展開の時の選出

 

・裏選出2

f:id:omayupoke:20201231201754j:plainf:id:omayupoke:20201201211858j:plainf:id:omayupoke:20200901023012j:plain
相手が初手ダイマ対面構築、その他ギミック系の時の選出

 

【最後に】

今期最終日は序盤調子良くて、3シーズン目の最終2000+過去最高順位目前までいきましたが、大事な試合は全て最上位の方々とのマッチングで、全部完敗しました。そこが自分の実力での限界でした。

一方で、これまでなら保存、撤退していた順位帯でさらなる高みを目指して潜るという経験を初めてしたので、自分の成長という意味ではとても貴重なシーズンでした。

最上位の方々の圧倒的構築力を前にして、学んだことはたくさんあるため、来期はそれを反映した強い構築を作り上げてリベンジしたいです!!悔しい気持ちではなく、満足感に満ちた状態で構築記事を書けるように精進します。

また時々キャスにも現れるので、こっそりでもいいので応援頂けると嬉しいです。

 

 

3桁の番人だった僕が最終レート2000を達成するために実践したこと【ポケモン剣盾シングルレート攻略】

こんにちは、おたけです。

 

この度は、S16にて人生2度目の最終レート2000を達成することができました!!

ここまで本当に苦労したし、一生2000に辿り着けないのではないかと不安でいっぱいだったので、非常に嬉しいです、、

 

おたけについて知らない方もたくさんいると思いますが、僕のことをご存じの方は、おそらく僕が過去に書いた記事↓を読んだ方だと思います。

 

omayupoke.hatenablog.com

 

この記事を書いたときはまだ最終3桁にギリギリ乗るくらいで、記事に書いた通り、最終レート2000なんて夢のまた夢で、辿り着き方も全く分からなかったです。。

 

しかし、そこから少し考えを改めて、上記の記事の内容をベースにしてさらに大きく構築の組み方を見直し、改善を加えました。その努力が実を結び、S14に初めて大台である最終レート2000を達成することができました!

 

つまり、自分の中で、3桁の番人だった頃から今までの改善点が明確であり、言語化できていると信じています。

 

今回の記事では、上記のように僕がレート2000を達成するために具体的に実践したことを皆さんに共有したいと思います。

 

もちろん、それぞれ自分の課題は異なると思うので、「この記事の内容を実践したら必ずレート2000にいける!」という保証はどこにもありません。しかし、僕はこの考えを自分の構築に加えて成果が出たのでそれなりに自信があります。構築の組み方に悩んでいる方や、レート2000をどうしても達成したい方は是非最後まで読んでみてください!

 

記事の概要

先に結論を言うと、僕が最終レート2000を達成するために最も大きく加えた改善点は、ダイマ択の解消」です。剣盾のダイマックス環境では、これが強い構築を組むための本質だと感じています。ですので、そのように感じた背景から説明し、その後に具体的にどうやって解消したのかを説明していけたらなあと思っています!また、「ダイマ択の解消」以外にも実践したことがあるので、そちらも加えて説明したいと思っています!是非最後までお付き合いください、、

 

サムネ用。ヒバニーきゃわいすぎないですか、、(きいさんに提供いただきました)

f:id:omayupoke:20210506204939j:plain

 

背景

僕が初めて最終2000を達成したS14の1つ前、S13の最終順位は693位でした。この時はすでに3シーズン連続、計4回目の3桁後半であり、自分のポケモンの成長が明らかに止まっているように感じていました。このまま一生3桁後半を取り続け、「3桁の番人」として居座り続けるのかという絶望とともに、このままでは絶対ダメだ、構築の組み方をイチから見直さないと!という気持ちになり、一念発起して頑張ることを決意しました。

当時使っていた構築は、f:id:omayupoke:20201201205106j:plainf:id:omayupoke:20201201205906j:plainという並びで、相手の地面タイプを誘いながら壁を張ってf:id:omayupoke:20201201205906j:plain剣舞して全員倒すというのがコンセプトでした。環境最強であるf:id:omayupoke:20201201204219j:plainに強い並び・展開であり、環境に刺さる動きを考えられていたと思います。

しかし、結果は3桁後半止まり。僕は、今の構築がなぜ勝てないのかをひたすら考察しました。

その時に気づいたキーワードが、ダイマ択」です。

例えば、f:id:omayupoke:20201201205106j:plainの壁に対して相手はf:id:omayupoke:20201201205521j:plainを後投げし、こちらがf:id:omayupoke:20201201205906j:plainに引いた際にf:id:omayupoke:20201201205521j:plain剣舞してきたとします。ここで早速ダイマ択が発生してしまいます。相手の裏にf:id:omayupoke:20201202054806j:plainがいる場合、相手がf:id:omayupoke:20201202054806j:plainに引くならこちらは剣舞が正解、相手のf:id:omayupoke:20201201205521j:plainがダイロックをしてくるならこちらもダイマックスするのが正解です。ここのダイマ択の問題は、相手が取ってくる行動は相手によって違うため、択の運要素が強いことです。当時の構築が展開構築だったので、ダイマ択を一時的に避けるための引き先もおらず、ここの択に勝利するしか勝ち筋がなくなってしまい、運に頼ることになって安定して勝つことができませんでした。

上記のように、たとえ環境に刺さる動きを軸にしたとしても、ダイマ択に勝たないと役割破壊されて負けてしまうことが頻繁にありました。なので、S14の構築はなるべくダイマ択をしない立ち回りができるように工夫しようと決めました。

 

具体策

S14では、相手のダイマに合わせて引き先が用意できるように「サイクル構築」を組むことにしました。これに関しては個人の好みなので、ダイマ択を解消するためには必ずサイクル構築を組むのがベストとは限りません。僕は元々攻めサイクルが最も性に合っており、相手のダイマをタイプや数値で受けることしか解決策が思いつかなかったので、とりあえず攻めサイクル構築を使うことに決めました。

サイクルの中でダイマ択に勝つ方法として、僕は以下の3つの戦略を考えました。

 

1. 有利対面で積み技を使い、相手がダイマを切らざるを得ない状況を作ってから裏に引く

2. 蜻蛉やボルチェンなどの対面操作技を使い、相手の不意のダイマに対して逃げる

3. 相手のサイクルを先に崩壊させて数的優位を取り、相手がダイマによる全抜きしか勝ち筋がない状態を作る

 

上記3つのいずれかの戦略を盛り込むためには、次のような役割のポケモンを構築に採用する必要がありました。

・相手のダイマを枯らせるポケモン ⇒ 高速回復技持ち、高耐久

・相手のサイクルを崩壊させられるポケモン ⇒ 火力アップアイテム持ち

・蜻蛉、ボルチェンで対面操作できるポケモン

・相手のダイマックスを誘発できるポケモン ⇒ 積み技持ち

 

これらを満足するポケモンを相性補完で組み合わせて構築を組む事で、柔軟な立ち回りで相手に先にダイマを切らせる展開を作ることができました!

具体例として、僕がS14で組んだ構築を使って説明します。

・相手のダイマを枯らせるポケモン

f:id:omayupoke:20201201211858j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plain

・相手のサイクルを崩壊させられるポケモン

→鉢巻水f:id:omayupoke:20200901022947j:plain、眼鏡f:id:omayupoke:20200901021606j:plain

・対面操作できるポケモン

f:id:omayupoke:20200901022947j:plainf:id:omayupoke:20200901021606j:plainf:id:omayupoke:20210201001111j:plain

・相手のダイマを誘発できるポケモン

f:id:omayupoke:20210201001111j:plainf:id:omayupoke:20201201211858j:plainf:id:omayupoke:20210201000448j:plain

 

これらのポケモンを採用しました。想定した立ち回りは、

f:id:omayupoke:20210201001111j:plainで悪巧み、f:id:omayupoke:20201201211858j:plainで竜舞し、相手のダイロックやダイアイスに対してf:id:omayupoke:20200901022947j:plainに引く

f:id:omayupoke:20200901022947j:plainf:id:omayupoke:20200901021606j:plainで先に相手のポケモンを1匹倒し、相手のダイマf:id:omayupoke:20201201211858j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plainで受け切る

などなど、どんな選出をしても相手のダイマを枯らす動きができるように補完を考えて構築を組みました!

 

もちろん、上記の組み方以外にも、こちらが初手ダイマをする展開も有効だと思っています!相手がダイマしてもしなくてもこちらの正解択がダイマになるからです。

 

ステロ欠伸や壁展開など、展開構築が好みの方にはあまり参考にならず申し訳ないです。サイクル構築が好きな方は是非参考にしてみてください!

 

その他意識した事

以前に書いた記事で、「環境に刺さる動きから構築を考えるべき」という話をしました。僕が最終2000を達成した時はさらにステップアップして、「構築の各ポケモンがそれぞれ環境に刺さる動きを持っている」ことを理想としてポケモンを選びました。

例えば、

・鉢巻水f:id:omayupoke:20200901022947j:plain

f:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20201231201107j:plainをワンパンできるし、受け出してくる物理受けf:id:omayupoke:20201201204219j:plainはインファ+ダイアイスで落とせる

f:id:omayupoke:20210201001111j:plain→環境トップのf:id:omayupoke:20201201204219j:plainの前で悪巧みができる。悪巧みからのボルチェンで相手に負荷をかけつつダイマを枯らせる

・眼鏡f:id:omayupoke:20200901021606j:plain

→終盤流行したf:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20201231201754j:plainf:id:omayupoke:20210131235343j:plainf:id:omayupoke:20210401083847j:plainの並びを1匹で崩壊させられる

・HBf:id:omayupoke:20210201000448j:plain

→流行していた鉢巻悪f:id:omayupoke:20200901022947j:plainの暗黒強打を確定耐えし、ドレキスで無傷で突破できる。

・HDf:id:omayupoke:20210131235343j:plain

→環境にいる特殊エースは

f:id:omayupoke:20201201204219j:plainf:id:omayupoke:20210201004837j:plainf:id:omayupoke:20201202061542j:plainあたりが多く、それら全てを受けられる

・アッキf:id:omayupoke:20201201211858j:plain

f:id:omayupoke:20200901022158j:plainf:id:omayupoke:20201231223159j:plainなどの物理アタッカーに対して相手から見えない受けポケモンになれる

 

このような、環境で流行しているポケモンに対して明確に強い動きを持っていると選出がしやすくなるため、相手の6匹に全対応できる可能性が高くなり、選出択を回避することができます。

 

まとめ

以上の考えをまとめると、強いサイクル構築を組みたい時はまず初めに、

環境に流行しているポケモンに対して強い動きができるポケモンや並びを考える

 

その次に、

それらのポケモンから、ダイマ択を回避できるポケモンに絞り込む

 

最後に、

相性補完を考慮して6匹の並びを考える

 

この流れで構築を組む事ができれば、間違いなく上位で戦える構築が組めると確信しています。僕が2度目の最終2000を達成したS16も、まさに上記の3つの手順を意識して構築を組む事ができたからこその結果です。

 

構築の組み方に悩んでいたり、なかなか結果が出ない方はもう一度自分の構築を見直し、ダイマ択の解消」を意識して構築を組んでみると、成長の糸口が掴めるかもしれません!

 

今後も僕は、さらなる高い壁である最終2桁を目指して、構築、プレイング共に精進していこうと思っています。また気づきがあれば記事を書くので、是非twitterをフォロー頂き、皆さんと目標達成目指して高め合える仲間になりたいです!!

Twitterのリンク↓↓

twitter.com

 

今後とも宜しくお願いします。

 

 

【剣盾S16使用構築】耐久型スカーフ黒バド&ラオスサイクル【最終219位、最終レート2001】

こんにちは、おたけです。

今シーズンは序盤から上位で戦いながら、最終日もなんとか耐えて人生2回目の最終レート2000を達成できました!!しかも、大好きなポケモンを沢山活躍させられたので非常に満足しています!構築はかなり最前線を走れていると思うので、是非参考にしてみてください!

 

構築紹介

 

【結果】

TN おたけ 最終219位、最終レート2001

 

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※レンタルコードは多分消します

 

構築の組み始め

コンセプト: 大好きなポケモンと愛の力で勝つ。黒バドを通す。

 

環境トップメタであるf:id:omayupoke:20210316160224j:plainf:id:omayupoke:20210316161508j:plainf:id:omayupoke:20210316162843j:plainf:id:omayupoke:20210316163048j:plainに対して有利に立ち回れるf:id:omayupoke:20210316162843j:plainから構築を組み始めました。今期は洗練された構築を作るために、ポケモンの型や調整をいつも以上によく考えました。環境でよく見る黒バド処理方法はかなり限定されるため、それを逆手に取る型は絶対に強いと考え、型の開発を進めました。よく見る黒バドの処理方法として、

・不意の悪技で倒す(スカーフダルマのうっぷんばらしや珠フェローチェのじごくづきなど)

・タスキ悪ウーラオスミミッキュで対面処理する

・珠サンダーなどのダイジェットで強行突破する

・耐久振りザシアンで殴り勝つ

・スカーフメタモンでコピーする

の5種類くらいが環境に蔓延していました。これらの黒バド対策に対し、f:id:omayupoke:20210316162843j:plainにスカーフを持たせ、がっつり耐久に振ることで

 

・不意の悪技⇒スカーフで上を取っているので上から殴って勝ち

・タスキ悪ウーラオス⇒トリックでタスキを奪う+裏で処理

ミミッキュ⇒耐久値を上げて影打ちを耐えながらダイサイコ

・珠サンダー⇒耐久値を上げてダイジェットを耐えながら、上から2回殴る

・耐久振りザシアン⇒耐久値を上げて巨獣斬を耐えながら、上から2回殴る

メタモン⇒なるべくコピーされないように立ち回り、最悪はスカーフ同士で同速勝負する

といった、相手から見えない処理ルートで対面突破できるため、耐久型のスカーフf:id:omayupoke:20210316162843j:plainを採用しました。

取り巻きは、以下の条件をなるべく満たすポケモンを採用することにしました。

・特定の禁伝ポケモンに強い

・黒バドが苦手なf:id:omayupoke:20200901022947j:plainf:id:omayupoke:20201201210717j:plainf:id:omayupoke:20201201204423j:plainなどに強く出られる

f:id:omayupoke:20201201204219j:plainに強い

・使い慣れている

(・可愛い、かっこいい)

 

まず採用したのはチョッキf:id:omayupoke:20200901024506j:plainでした。特性の貯水によりf:id:omayupoke:20210316163048j:plainにめっぽう強く、f:id:omayupoke:20201201204219j:plainに対しても何回でも後出し可能で、後攻ボルチェンにより安全にf:id:omayupoke:20210316162843j:plainを着地することができます。また、相手視点では蓄電か貯水か分からないので安易に電気技を打つことができず、サンダーもほぼ何もできません。また、大好きなポケモンでS1から愛用していたため、ダメ感もあって使いやすく、余裕の当確でした。

 

次に採用したのは鉢巻水f:id:omayupoke:20200901022947j:plainでした。黒バドが苦手な悪f:id:omayupoke:20200901022947j:plainf:id:omayupoke:20201201210717j:plainf:id:omayupoke:20201201204423j:plainにめっぽう強く、f:id:omayupoke:20200901024506j:plainが誘うf:id:omayupoke:20201231190238j:plainf:id:omayupoke:20201231201107j:plainf:id:omayupoke:20201201205521j:plainあたりに強いため相性補完が取れており、以前最終2000を達成した際も愛用していて使い慣れていたため採用しました。冷凍パンチを採用することで、サイクルの中でf:id:omayupoke:20201201204219j:plainに負荷を掛けることも可能であり、こちらも余裕の当確でした。

 

次に採用したのはゴツメHBf:id:omayupoke:20210316170636j:plainでした。f:id:omayupoke:20210316160224j:plainのメインウェポンを両方半減で受け、威嚇でAを1段階下げられることから、環境トップのf:id:omayupoke:20210316160224j:plainに圧倒的強さを誇ることに魅力を感じて採用しました。f:id:omayupoke:20201201204219j:plainに弱いので使いにくさもありましたが、悪f:id:omayupoke:20200901022947j:plainのタスキをゴツメで削ったり、黒バドを通しやすい環境を作ってくれたのでそのまま採用に至りました。

 

次に採用したのは珠f:id:omayupoke:20201027194304j:plainでした。物理特殊両方のf:id:omayupoke:20210316172111j:plainに対して強く出られるし、f:id:omayupoke:20201027194304j:plainの初手ダイマから雨を降らせて水f:id:omayupoke:20200901022947j:plainで詰めるという非常に強力な勝ち筋を作り出すことが可能です。黒バドが苦手な悪f:id:omayupoke:20200901022947j:plainf:id:omayupoke:20201201204423j:plainにも強いし、相手視点はチョッキを警戒するため、f:id:omayupoke:20201201204219j:plainですら悠長にできません。そして、何と言ってもこの可愛さ。可愛さ×強さの数値は間違いなく環境トップ。僕も全ポケモンの中でトップレベルに好きなので採用に至りました。

 

最後に採用したのはHDf:id:omayupoke:20210401064511j:plainでした。終盤に流行していたf:id:omayupoke:20210131235343j:plainに対して後投げから後攻蜻蛉で対面操作できるところや、f:id:omayupoke:20210316162843j:plainミラーやメタモン対面で安定した引き先になり、相手のスカーフを縛れるところを大きく評価しました。見た目はそこまで好きではありませんでしたが、環境にぶっ刺さっていたので仕方なく採用しました。。

 

上記の経緯から、f:id:omayupoke:20201027194304j:plainf:id:omayupoke:20210316162843j:plainf:id:omayupoke:20210401064511j:plainf:id:omayupoke:20210316170636j:plainf:id:omayupoke:20200901024506j:plainf:id:omayupoke:20200901022947j:plainという並びで構築が完成しました。

 

個体紹介

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黒バドレックス@拘りスカーフ

性格: ひかえめ

特性: くろのいななき、きんちょうかん

実数値: 195(156)-*-113(100)-238(252)-120-170

技構成: アストラルビット/サイコショック/リフスト/トリック

調整意図: 

HB: 無補正A252ザシアンの巨獣斬最高乱数切り耐え、無振りナットレイのはたき確定耐え

HD: 控えめ珠サンダーのダイジェット最高乱数切り耐え、無振りサンダーのダイジェットを98%で2発耐え

C: ダイマ珠サンダーにアストラルビット2発+珠ダメ1回or2回で落とせる (vs珠ダイマサンダーはダイマ無しで勝てるor1-1交換)、無補正HDザシアンをアストラルビットで確定2発

S: 無振りでガブリアスまで抜ける

解説: 

本構築の軸。ダントツのMVP。持ち物をスカーフにすると、S無振りでもS+1最速サンダーの上から動けます。無振りスカーフにすることで、余った努力値を耐久に回して

f:id:omayupoke:20210316160224j:plainの巨獣斬や珠f:id:omayupoke:20201201204219j:plainのダイジェットなどを確定で耐える。f:id:omayupoke:20210316160224j:plainにはどんな型でも対面勝てて、ダイマf:id:omayupoke:20201201204219j:plainはこちらがダイマしなくても勝てる、もしくは1-1交換までもっていけます。あまりにも最強すぎて単体考察記事を書こうか迷いましたが、バレると弱いので最終日まで我慢しました。この型の黒バドレックスが間違いなく現環境トップだと思います。とにかく初手出しが安定で、f:id:omayupoke:20210316172111j:plainf:id:omayupoke:20210316173046j:plain以外のどんな伝説ポケモンが来ても恐れることはありません。ダルマのうっぷんばらしやフェローチェのじごくづきで黒バドを見ている構築や、黒バドミラーは初手で決着がつきます。f:id:omayupoke:20210316160224j:plain軸に対しても、初手に黒バドを置いておけばf:id:omayupoke:20210316160224j:plainが来てもf:id:omayupoke:20201201204219j:plainダイマしてきても、全てにおいて初手はアストラルビットが安定行動になります。あと、とにかくカッコイイ。特にダイマした時に青い光を纏うところ。使ってて飽きないのもメリットです!お世話になりました!!

 

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ウーラオス(連撃)@拘り鉢巻

性格: ようき

特性: ふかしのこぶし

実数値: 175-182(252)-121(4)-*-80-163(252)

技構成: 水流連打/インファ/冷パン/アクジェ

調整意図: ASぶっぱ

解説:

本構築の第2MVP。黒バドが誘う悪f:id:omayupoke:20200901022947j:plainf:id:omayupoke:20201201204423j:plainf:id:omayupoke:20201201210717j:plainにめっぽう強いため、おそらく黒バドより選出しました。黒バドの選出誘導のおかげでほとんどの対戦で通しやすく、間違いなく一番活躍しました。冷パンを採用することで、HBサンダーもインファ+ダイアイスで落とせるため、相手のサイクルを崩壊させることも可能でした。後述のマリルリが初手ダイマで雨を降らせてからの鉢巻アクジェで縛れるポケモンが多いので、終盤に蜻蛉からアクジェに変更したのも正解だったと思います!

 

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マリルリ@命の珠

性格: いじっぱり

特性: ちからもち

実数値: 207(252)-112(252)-100-*-101(4)-70

技構成: アクブレ/じゃれつく/穴を掘る/アクジェ

調整意図: HAぶっぱ

解説:

本構築の裏エース。基本的に初手ダイマで相手の場を荒らしていきます。水ウーラオスと同じく、黒バドの選出誘導のおかげでめちゃくちゃ通っており、最も強い勝ち筋でした!珠を持たせることで、威嚇が入っても破壊力が健在であり、相手に予想外の火力を押し付けることができました。穴を掘るを搭載することで、相手のf:id:omayupoke:20210316161508j:plainを不意にワンパンしたり、よく出てくるf:id:omayupoke:20210401083847j:plainを倒せるので、受けに強くなります。そして何より、また一番大好きなマリルリちゃんと結果を出すことができたのが本当に嬉しいです!!!

 

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ウインディゴツゴツメット

性格: ずぶとい

特性: いかく

実数値: 197(252)-*-145(252)-120-100-116(4)

技構成: 放射/朝の日差し/鬼火/吠える

調整意図: HBぶっぱ

解説:

本構築のf:id:omayupoke:20210316160224j:plain受け。ゴツメを持たせることでザシアンを複数回削り、黒バドの圏内に入れる動きが強かったです。相手がザシアンを選出しなかったときは相手の悪f:id:omayupoke:20200901022947j:plainのタスキを削って黒バドを通しやすくすることもできました。ウーラオスがタスキばっかりなのが環境的に追い風でした。f:id:omayupoke:20210316160224j:plainを受けた後、基本的に相手は居座ってこないので積極的に釣り交換しました。スパチャレでは鬼火を外しまくって発狂してましたが、最終日はちゃんと当ててくれたので感謝です!

 

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ランターンとつげきチョッキ

性格: おだやか

特性: ちょすい

実数値: 231(244)-*-82(28)-96-138(236)-87

技構成: 放電/熱湯/ボルチェン/マジシャ

調整意図: HB: 無補正エースバーンの珠膝確定耐え

解説:

本構築のf:id:omayupoke:20210316163048j:plain受け。終盤はカイオーガが激減し、それほど出番はありませんでしたが、f:id:omayupoke:20210316163048j:plain軸には必ず選出して9割以上勝てるという驚異的な強さでした。相手視点は特性が蓄電か貯水か分からないため、電気技を打たれることも少なく実質特性が2つあるような状態でした。構築の電気の一貫が切れていないので、相手視点は蓄電に見えるみたいで全員潮吹きを打ってきて脳汁がいっぱい出ました。このポケモンはS1から愛用していて、昔はトゲキッスにアホほど強いので最強でしたが、エースバーンやゴリラの流行によって影を潜めていました。ですが、竜王戦環境になってからf:id:omayupoke:20210316163048j:plainが大流行し、再び大ランターン時代が到来しています!個人的に大好きなポケモンなので、最終2000構築に入れられて嬉しくて泣きそうです、、!ランターン最強!!!

 

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タイプ・ヌル@しんかのきせき

性格: なまいき

特性: カブトアーマー

実数値: 202(252)-115-116(4)-115-161(252)-63

技構成: シャドクロ/蜻蛉/こごかぜ/眠る

調整意図: HDぶっぱ

解説:

本構築のダークホース。最終日に、f:id:omayupoke:20210316162843j:plainミラーに安定してサイクルを回せるポケモンいないかなーと考えていた時にひらめきました。相手のf:id:omayupoke:20210316162843j:plainのゴースト技をキャッチし、後攻蜻蛉でタスキを削ってから裏のスカーフバドを通せるので、対f:id:omayupoke:20210316162843j:plainの安定感が格段に上がりました。このポケモンを採用する前はミラーに苦しめられて4桁中位を彷徨っていましたが、このポケモンを入れた途端に一瞬でレートを戻して2000に乗せられたので、マジで最強でした!!f:id:omayupoke:20210316161508j:plain軸の受けループに対しては、他のポケモンで無理矢理相手のポケモンを1匹倒したらあとは眠る持ちのf:id:omayupoke:20210401064511j:plainを倒せるポケモンがいないので、TODで勝つことができて苦手な受けルにもそこそこ強くなりました。最後の最後まであきらめずに強いポケモンを考え続けてよかった、、

 

主な禁伝に対する選出パターン

・VSf:id:omayupoke:20210316160224j:plain

選出 ⇒ f:id:omayupoke:20210316162843j:plainf:id:omayupoke:20210316170636j:plainf:id:omayupoke:20200901022947j:plain

立ち回り ⇒ f:id:omayupoke:20201201204219j:plainf:id:omayupoke:20201201211858j:plainf:id:omayupoke:20200901023405j:plainf:id:omayupoke:20201201205521j:plainなどの相手のダイマポケモンに対しては全てf:id:omayupoke:20210316162843j:plainで対応する。相手の初手ダイマに合わせてウォール+サイコ+ウォール+アストラルビットで処理し、後続のポケモンにも負荷を掛けていく。耐久に振っているおかげでダイマ同士の打ち合いならほとんど負けないです。相手のf:id:omayupoke:20210316160224j:plainに対しては一旦f:id:omayupoke:20210316170636j:plainを投げ、相手の引きに対して釣り交換でf:id:omayupoke:20210316162843j:plainを着地させる。相手の悪f:id:omayupoke:20200901022947j:plainに対してはゴツメでタスキを削ったり、水f:id:omayupoke:20200901022947j:plainを後投げして負荷を掛けていく。

 

・VSf:id:omayupoke:20210316163048j:plainf:id:omayupoke:20201201204219j:plainf:id:omayupoke:20201231201107j:plain

選出 ⇒ f:id:omayupoke:20210316162843j:plainf:id:omayupoke:20200901024506j:plainf:id:omayupoke:20200901022947j:plain

立ち回り ⇒ 初手にf:id:omayupoke:20210316162843j:plainf:id:omayupoke:20200901022947j:plainを投げ、相手のf:id:omayupoke:20210316163048j:plainと対面したらf:id:omayupoke:20200901024506j:plainを投げてクッションにし、後攻ボルチェンで対面を作っていく。相手のf:id:omayupoke:20201231201107j:plainに対してボルチェンで水f:id:omayupoke:20200901022947j:plainを対面させ、インファでf:id:omayupoke:20201201204219j:plainを削った後にそのままダイアイスで相手のサイクルを崩せる。相手はほとんどf:id:omayupoke:20210316163048j:plainダイマックスしてくるので、f:id:omayupoke:20200901024506j:plainで枯らしてからf:id:omayupoke:20210316162843j:plainでスイープする。

 

・VSf:id:omayupoke:20210316162843j:plain

選出 ⇒ f:id:omayupoke:20210316162843j:plainf:id:omayupoke:20210401064511j:plainf:id:omayupoke:20200901022947j:plain

立ち回り ⇒ 初手でf:id:omayupoke:20210316162843j:plainミラーになった際は一旦f:id:omayupoke:20210401064511j:plainをクッションにして後攻蜻蛉で対面を作っていく。それ以外はf:id:omayupoke:20210316162843j:plainf:id:omayupoke:20200901022947j:plainでくるくるしながら相手に負荷をかけていく。相手のf:id:omayupoke:20210316162843j:plainがスカーフならf:id:omayupoke:20210401064511j:plainに何もできないし、それ以外なら後攻蜻蛉からこちらのスカバドで勝てるのでかなり安定してサイクルを回せます。

 

・VSf:id:omayupoke:20210401082958j:plain

選出 ⇒ f:id:omayupoke:20201027194304j:plainf:id:omayupoke:20210316162843j:plainf:id:omayupoke:20200901022947j:plain

立ち回り ⇒ f:id:omayupoke:20201027194304j:plainの初手ダイマで取り巻きのf:id:omayupoke:20201231201754j:plainf:id:omayupoke:20201201205521j:plainf:id:omayupoke:20210401083238j:plainなどに圧力をかけてから、裏のf:id:omayupoke:20210316162843j:plainか水f:id:omayupoke:20200901022947j:plainを通していく。f:id:omayupoke:20210401082958j:plainは弱保の可能性が高いので、なるべくダイストリームや雨水流連打で負荷をかけ、相手の龍舞をけん制する。そうすることで水f:id:omayupoke:20200901022947j:plainf:id:omayupoke:20210316162843j:plainが上を取れるのでだいたい勝てます。

 

苦手な禁伝とその対策

・VSf:id:omayupoke:20210316172111j:plain

ほぼ負けます。当たらないことで対策します。f:id:omayupoke:20201027194304j:plainのダイアースで裏のf:id:omayupoke:20210401083847j:plainを無理やり倒してからイベルタルを倒す、みたいなことをしないと勝てないです。

 

・VSf:id:omayupoke:20210316173046j:plain

だいたい負けます。f:id:omayupoke:20201027194304j:plainのダイフェアリーの火力が上がるので、ジオコンを積ませる前に負荷を掛けていき、裏の水f:id:omayupoke:20200901022947j:plainが上を取っていればわんちゃん勝てます。最終日は意外と勝てたのでよかった、、

 

最後に

今期は過去最高順位を更新しないとswitchを没収されるという背水の陣でしたが、なんとか過去最高順位を更新して最終レートも2000に乗せることができました。序盤からずっと上位を張れていて、名の知れた強者さんとはほとんどマッチングしてアツい試合をすることができました。非常に満足です!序盤から中盤は環境トップレベルに強い構築を作れていましたが、終盤はメタが激しくなって動かしづらくなり、かなり危機的状況でした。でも、最後まであきらめずに強いポケモンを探し続け、最後の最後にタイプ・ヌルという素晴らしいポケモンに出会えたことで勝ち切ることができました!!最終盤はいつも環境が大きく変わるので、その変化に食らいつくことが上位を維持するために最も重要であることを実感しました。来期はプライベートが忙しいのでおそらく本気で潜らないですが、またシーズンが変わったら今以上の結果を出せるように頑張りたいです!スパチャレも結果残せたし、今期は大満足!!!

 

スペシャルサンクス

・貯水ラブボランターンを提供してくれたなまずさん

・ゴジャボ黒バドを提供してくれた彼女

・序盤からずっと切磋琢磨してくれたAIM-HIGHのみんな

・最終日に朝までワイワイ通話ランクマしてくれたきいさん、くぼしたさん、たるポケさん、コッペパンさん。たるポケさん2000おめでとう!!

・大好きなポケモン達。マリルリランターン、黒バド、ウーラオスウインディ (ヌル) 。みんな最高!

 

【スパイクチャレンジ使用構築】堅守速攻ゴリジバコ【最終27位、最終レート1803】

こんにちは、おたけです。

今回、初めて公式大会に出場し、そこそこ上位で戦うことができたので記念に構築記事を書こうと思います。運が悪すぎて1桁いけませんでしたが、構築は間違いなく強かったのでちゃんと解説しようと思います!特殊ルールのような環境が読みにくい時の自分なりの構築の組み方についても盛り込んで説明するのでよかったら最後まで見ていってください!!

 

構築紹介

 

【結果】

TN おまゆ 最終27位、最終レート1803

 

f:id:omayupoke:20210322012143j:plain

 

構築を組む前に考えたこと

重要ポイントなので詳しく解説します!興味ない人は読み飛ばしてください!

 

今回のスパイクチャレンジのような、いつもと全く違うルールで安定して勝てる構築を組むためには、ポケモンをメタるのに加えて大きなトレンドをメタるのが強いと考えました!

例えば、

・仲間大会の上位にf:id:omayupoke:20201201204219j:plainf:id:omayupoke:20200901022947j:plainf:id:omayupoke:20210321234049j:plainが多いからそれらに強く出られるポケモンを軸にする

↑もちろんこれもすごく重要ですが、仲間大会に参加したりフレ戦をする中で、それだけでは絶対に勝てないと思いました。当日何が流行するか全く分からないからです。それよりも、もっと広い意味での環境ダイマックス無し」という制限ルールにはどのような特徴があって、どんな動きができるポケモンが強いのか、抽象的なところから考察を進めました。ダイマ無し環境の大きな特徴は、

 

1.ダイジェットがない ⇒ 相手ポケモンとの素早さ関係が非常に重要

2.積み技を持っているポケモンしか火力を上げられない

3.ダイマによる役割破壊ができない ⇒ 事前のダメ計で有利不利がはっきりしやすい

 

ざっとこんな感じです。上記の3点を活かした構築作りが非常に重要と考えたので、それぞれの項目について僕が考えた対策案を説明していきます!

 

1. ダイジェットがない

簡単に言うと、ダイジェットがないため、素早いポケモンを使うと必ず相手より先に行動できます。素早さ種族値が102もあり、スケイルショットが打てるf:id:omayupoke:20210321234049j:plainが流行するのは当然です。また、拘りスカーフを持たせることで相手の意表をつき、上から行動することができます。僕は、相手ポケモンがスカーフである場合のケアまでしないといけない立ち回りが非常に窮屈だと感じました。この課題を解決する方法を3つ考えました。

・高火力の先制技で殴る 

・耐久値を上げて1発耐えてから高火力で切り返す

・相手の技を受けきる

上記の3つのうちどれかに当てはまるポケモンが強いと考えて構築を組むことにしました。

 

2. 積み技を持っているポケモンしか火力を上げられない

文字通りで、積み技をしてきそうなポケモンは限られているため、それらのポケモンに対して積まれても後から対処できるロジックをなるべく構築内に取り入れました。例えば、サンダーは火力を上げられないので怪電波は必要ない。ゴリラは剣舞されると嫌なので鬼火を採用しよう。みたいな感じです!もちろん全ての積み技をケアできないですが、、

 

3. ダイマによる役割破壊ができない

例えば、ダイマックスがあると「鉢巻ウーラオスのインファでHBナットレイも一撃で落とせるけど、ダイマしてきたから返しのダイスチルを食らった」みたいなことが起こります。こうなるともちろんダメ計も大事ですが、「ダイマ択」を同時に解決する手段が必要です。ですが、スパチャレ環境ではそういった役割破壊は絶対に起きません。相手のナットレイはそのまま倒れるか、裏のポケモンで受けてくるかの2択になります。つまり、事前のダメ計の重要性が上がるということです!今回構築を組む際は、誰を一撃で倒せるか、誰の攻撃を何発耐えるかをいつもより考えながら調整しました。

 

以上のように、流行のポケモンに加えて、制限ルールという広い意味での環境をいかにメタるかを考えて構築を組むのが重要だと考えました!そこそこ良い結果を出せたのでこの考え方は間違っていないと思います!

それでは長々と説明しましたが、今回の構築について経緯と個体解説をしていきます。

 

構築の組み始め

相手のスカーフケアをしなくていいし、最も高火力で先制技が打てるf:id:omayupoke:20200901023012j:plainがダントツで一番強いと考えました。ダメージ計算をしていると、ステルスロック剣舞珠グラスラで縛れるポケモンがかなり多かったため、珠f:id:omayupoke:20200901023012j:plainを通すことを目標に構築を組みました。

 

構築経緯

 

 f:id:omayupoke:20200901023012j:plainを通す上で、安定してステルスロックを撒くポケモンが必要だったので、f:id:omayupoke:20210321234049j:plainf:id:omayupoke:20200901022947j:plainf:id:omayupoke:20201201204219j:plain全てに強く出られ、相手の積み技も広くケアできる天然f:id:omayupoke:20201201213151j:plainをステロ要員で採用しました。さらに、ゴリラは強烈にf:id:omayupoke:20201201204219j:plainf:id:omayupoke:20200901023003j:plainを誘うので、それらに有利対面を作りながらステロを撒けるHDオボンf:id:omayupoke:20201027205127j:plainを採用しました。f:id:omayupoke:20200901023012j:plainと相手のf:id:omayupoke:20200901022158j:plainが対面するときついので、f:id:omayupoke:20201201213151j:plainとも相性がよく、受けきることができるHBf:id:omayupoke:20210316170636j:plainを採用しました。f:id:omayupoke:20200901023012j:plainが通しづらいf:id:omayupoke:20210322003209j:plainf:id:omayupoke:20210322003221j:plainf:id:omayupoke:20201027194304j:plainあたりを意識し、対面させて裏にまで負荷を掛けられるアナライズ眼鏡f:id:omayupoke:20200901021606j:plainを採用しました。最後に、f:id:omayupoke:20200901023012j:plain剣舞する際に欠伸や吠えるなどの補助技でケアされるのが嫌だったので、それらを全て跳ね返しつつ受け構築に強く出られるポケモンとして残飯f:id:omayupoke:20210201000448j:plainを採用しました。以上の経緯で、f:id:omayupoke:20210201000448j:plainf:id:omayupoke:20201201213151j:plainf:id:omayupoke:20200901021606j:plainf:id:omayupoke:20210316170636j:plainf:id:omayupoke:20201027205127j:plainf:id:omayupoke:20200901023012j:plainという並びで構築が完成しました。


個体解説

f:id:omayupoke:20200901023012j:plain

ゴリランダー@いのちのたま

性格: いじっぱり

特性: グラスメイカ

技構成: グラスラ/はたき/ばかりき/剣舞

実数値: 175-194(252)-111(4)-*-90-137(252)

調整意図:

S: 耐久サンダーを抜くため準速

A:

ステロ+剣舞グラスラ

無振りf:id:omayupoke:20200901022158j:plainを確1、f:id:omayupoke:20201201204219j:plainを乱数93%、f:id:omayupoke:20200901023035j:plainf:id:omayupoke:20200901023003j:plainを乱数68%

剣舞馬鹿力

HBf:id:omayupoke:20210131235343j:plain、HBf:id:omayupoke:20201231201107j:plainを確1

剣舞はたき

 HBf:id:omayupoke:20210322004723j:plainを確1

解説:

本構築のダントツMVP。化け物級の強さでした。ほとんどこいつを通して試合を決めました。ドサイドンに対して水ウーラオスがよく出されるので、ステロを撒いてから水ウーラオスを起点に剣舞するだけで勝てます。麻痺を引こうが相手が速かろうが、先制技でほとんどのポケモンを縛れるのが偉すぎる。。

 

f:id:omayupoke:20201201213151j:plain

ピクシー@ゴツゴツメット

性格: ずぶとい

特性: てんねん

技構成: ムンフォ/月の光/瞑想/ステロ

実数値: 202(252)-*-137(252)-115-110-81(4)

調整意図: ウーラオスガブリアス意識でHB

解説:

構築の軸。ステロ要員その1。第2MVP。特性てんねんのおかげでガブリアスに無限回後出しできるのが強すぎました。そもそもこいつ1匹で詰んでる構築もあって環境に刺さってました。ステロを早めに撒くことで、相手は削れたピクシーを見て「受けを崩せた!」って勘違いして裏から出てくるゴリラにボコボコにされてました。ウインディと受けサイクルで詰ませるというプランも立てられたので、戦略の幅が広がって大活躍でした。

 

f:id:omayupoke:20201027205127j:plain

ドサイドン@オボンの実

性格: しんちょう

特性: ハードロック

技構成: 地震/ロクブラ/剣舞/ステロ

実数値: 221(244)-160-158(60)-*-111(204)-60

調整意図:

HB: エースバーンの膝をオボン込みで2耐え

HD: 余りをぶっぱ

解説:

ステロ要員その2。相手がサンダーを出してきそうな時のステロ要因。ゴリラが重い構築が多かったので、サンダーの選出を強要させてからドサイドンで縛ってステロを撒く動きが強かったです。耐久サンダーに勝てないから仕方なく剣舞を採用しました。炎技が欲しい場面も結構ありましたが、抜く技がないので諦めました。

 

f:id:omayupoke:20210316170636j:plain

ウインディ@あつぞこブーツ

性格: ずぶとい

特性: いかく

技構成: 放射/鬼火/吠える/朝の日差し

実数値: 197(252)-*-145(252)-120-100-116(4)

調整意図: HBぶっぱ

解説:

ヒヒダルマやエースバーンに抗うための物理受け。ヒヒダルマもエースバーンも結構多かったからいっぱい選出しました。ただ、痺れたり1撃技食らったり鬼火は1撃技よりも当てる確率が低くて散々でした。こいつのせいで何回も大事な試合を落としました。鬼火が8割当たればスパチャレ環境最強の一角になれると感じました。

 

f:id:omayupoke:20200901021606j:plain

ジバコイル@拘り眼鏡

性格: ひかえめ

特性: アナライズ

技構成: 10万/ラスカ/ボルチェン/ボディプレ

実数値: 166(244)-*-140(108)-174(148)-104-67

調整意図:

HB: ヒヒダルマのつらら3耐え

C: 無振サンダーを10万で確1、その他色んなポケモンを確1

S: アナライズを発動させるために個体値低め

解説:

昔から愛用しているサイクル崩し要因。等倍ならほとんどのポケモンを1撃で落とせるので強すぎました。ゴリラが苦手な氷タイプがいたり、刺さってる時は積極的に初手から出して、相手のポケモンを1匹倒してからウインディピクシーで受け回して勝ち切る動きが強かったです。ヒヒダルマが拘ってつららを打ってくることが多いので環境的に追い風でした。

 

f:id:omayupoke:20210201000448j:plain

ブリムオン@残飯

性格: ずぶとい

特性: マジックミラー

技構成: ショック/ドレキス/瞑想/守る

実数値: 161(228)-*-161(252)-160(30)-123-34

調整意図:

H: 残飯回復効率最大

HB: 鉢巻ウーラオスの暗黒強打確定耐え

解説:

こいつも最近愛用してるポケモン 。構築にいるだけで展開阻止力があって、構築から外せない病気にかかってます。ウーラオスガブリアスにも強いので環境的にはかなり追い風でした。ウインディで鬼火を撒いてからブリムオンで起点にして相手を詰ませる動きも強かったです。ヒヒダルマ対面は守るを採用しているので初手に相手の技を縛ってから、突っ張るか裏で受けるか判断できるのが強かったです。

 

最後に(スパチャレの感想)

スパチャレ環境は、運ゲの押し付け合いで正直想像以上につまらなかったです。終始運が悪くて、いつか上振れると信じて潜り続けたのに何回も麻痺や初手急所で破壊され、ゲームエンドでした。構築の完成度が高く、1位も目指せる位置にいただけあって非常に悔しいです。

とはいえ、こういう制限ルールでの強い構築の組み方を会得したことは自分にとってかなりプラスだと思っています!そういう意味では参加してよかったです!

 

この悔しさは必ずランクマッチにぶつけます!!!

 

スペシャルサンクス

・スパチャレ環境を一緒に切磋琢磨してくれたAIM-HIGHのみんな

・フレ戦で一緒に特訓してくれたルセリアさん、ぷくさん、グンたろうさん

・ピクシーの孵化厳選をしてくれた彼女

・珠ゴリランダー