おたけのおへや

ポケモン剣盾シングルレート専用。結構独特の型や構築を考えるので、参考になれば幸いです。

【気づき】抽象化について

数学の計算問題とは異なり、ポケモン対戦が上手くなる方法は1つではありません。プレイヤー全員それぞれ異なる問題があり、その答えも人それぞれだと思います。つまりポケモンが上手くなるためには、それぞれ個人が持つ問題を正確に認識し、その解決策を都度自分で見つけなければなりません。そして、このプロセスはポケモンのみならず、人間が成長するうえで最も重要なプロセスだと感じています。もちろん、社会人としても非常に重要なスキルだと思います。つまり、僕はポケモンというゲームに自分という人間が成長できるヒントが沢山詰まっていると思っており、ポケモンで学んだことは今後の人生に必ず活かしたいと考えています。(ポケモンしてる自分を正当化したいだけです)

 

そんな経緯があり、この記事ではポケモンというゲームを切り口として、このゲームを通して成長のために個人的にとても重要だと感じた思考プロセスについて完全な主観で話していきたいと思っています。冒頭でも述べたように、この辺りの考え方は人それぞれ違うし、個々がそれぞれ見つけていくものなので、僕の考え方が読者の参考になるかどうかは全く分かりません。興味のある方のみ、目を通して頂けると幸いです。

 

ポケモン対戦の成長プロセス

ポケモンが上手くなるために必要なプロセスは以下だと感じています。

問題発見→気づき→抽象化→改善→検証

 

社会人を経験されている方は、上記に似たような課題解決論を目にした事があるかと思います(PDCAサイクルなど)。しかし、僕は個人的に、効率よく成長するためにはPDCAサイクルのプロセスだけでは不十分だと思っており、そのあたりが成長スピードを上げるためのキーポイントだと思っています。

具体的に言うと、僕は上記のプロセスの中で「抽象化」を圧倒的に重視すべきだと思っています。それは、これまでの人生経験に加え、ポケモンというゲームを通して非常に痛感したことであります。

その辺りをポケモン対戦という具体例を切り口としてうまく説明できたらなぁと思っています。

 

ポケモン対戦における「抽象化」

僕は、ポケモンの勝率が上がった明確なきっかけがあります。エースバーンのリベロ解禁とともにポケモン対戦を再開し、自分なりに強い構築を色々と考えながら何百戦も対戦を繰り返していました。その時に、当時の環境では「環境にいるポリゴン2はHB型ばかりで、アナライズ眼鏡ジバコイルを合わせるだけで簡単に相手のサイクルを崩せる」ことに気付きました。上記は、エースバーン受けとして採用していたHBギャラドスがHBポリ2に簡単に切り返されてしまうという問題点から得た気づきでした。この気づきまでの経緯は、成長プロセスで言うと

問題発見→気づき

の段階だと考えています。そして、ここからの考え方が成長のために最も重要だと僕は感じています。

「ポリ2に眼鏡ジバコイルを合わせると勝率が上がる」ことに気づいた僕は、これが何故勝率アップに繋がっているのか深く考えました。そして出た結論が、

・アナライズ眼鏡ジバコイルの攻撃を受けられるポケモンが非常に少ないこと

・HBポリゴン2は環境に非常に多く存在するポケモンであること

の2つでした。そしてこの結論を次の構築作りに活かせるために、さらに思考を深めて

「環境に非常に多く存在するポケモンと対面させて、相手の裏のポケモンに大きな負荷を与える動きが非常に有効である」と結論付けました。

これが、成長プロセスでいう「抽象化」です。

簡単に言うと、対戦を続けていくうちに生じる問題をそれぞれ解決することも重要ではありますが、次の結果、次の成長につなげるためには個々の事象(枝)をより深く考え、より根元の部分につなげていくことが何よりも重要であり、その枝を根元に繋げる思考を抽象化と呼ぶのだと勝手に思っています。

 

おそらくポケモンが強い、あるいは仕事で成功している人は皆無意識にやっていることだと思います。しかし、自分は最初はダメ人間で何もできないので、こうした気づきを言語化して整理しないと成長できないと思い、これからも何か気づきがあればこの記事のように形にしていきたいと思ってます。最近はポケモン対戦の年齢層が上がってきて、こういったポケモン以外でも役に立ちそうな思考を記事に残して下さる方も多くて非常に良い環境だなと思うので、便乗したいと思います。自分と同じく、いつも最初は全然上手くいかない方の何かの気づきになれば幸いです。