【SV S5】鉢巻フェアテラカイリュー軸【最終119位、最終レート2075】
こんにちは、おたけです!S5もお疲れさまでした!
S5で使用した構築を紹介します。並びは↓です。カイリューのところだけでも是非読んでってください!
【結果】
TN おたけ 最終119位 最終レート2075
TN Judgement 最終374位 最終レート2005
【使用構築】
※レンタルコードしばらく残しておくので是非使ってみてください
【コンセプト】
・序盤で作ったアドを活かして詰め切る
・ディンルーに勝つ
・得意の受け攻め選出で柔軟に戦う
・命中安定(ドロポンという麻薬に頼らない)
【構築経緯】
今期はシーズン中盤あたりから、相手の初手ディンルーとパオジアンをどうやって綺麗に倒すかを考え続けていた。上位の方と当たった際に、初手に対ディンルーに安定するポケモンを置き、裏には氷柱落とし半減の物理受けを置く形を取っている人が多かったので、自分もその形を理想形として構築を考え始めた。
・基本選出
①VS初手ディンルー用アタッカー
ディンルーにタイプ上有利なポケモンを初手に置いても、ディンルーがテラスタルを切ってタイプ相性をひっくり返せるので結局展開不利になってしまう。なので、ディンルー側がテラスを切る確率が低いポケモンで考慮外の打点を与えるのが1番強いと思った。汎用性を落とさずそれに該当するポケモンとして、鉢巻フェアリーテラバカイリューが挙がったため、構築の軸とした。
②VSパオジアン用物理受け
コンセプト通り、氷柱落としを半減で受けながら展開できる物理受けを考えた。ハッサム、ラウドボーン、サーフゴーなど全部試したが、残飯ヘイラッシャが特性・タイプ共に最も安定し、汎用性も高く使い易かったので採用した。
③汎用特殊受け
ここまで採用したポケモンで展開を考えた時に、初手ディンルーに対してカイリューでテラスタルを切って、カタスで半分削られながらディンルーを突破した後に裏から出てくるドクガ、サフゴ、カミなどの特殊高火力ポケモンに破壊されてしまう。上記を回避するために、ヘイラッシャと合わせて選出できる汎用特殊受けを採用し、攻め駒1+受け駒2の選出をするのが最も対応範囲が広いと思った。ドクガカミサフゴに最も受けが安定しそうで、終盤増加傾向にあったウルガモスの起点回避も可能でヘイラッシャと相性がいいHD天然ドオーを採用し、カイリューラッシャドオーを基本選出とした。
・補完枠
本構築は対戦の序盤からアドを取っていき、終盤は受け駒を駆使しながら逃げ切ることをコンセプトとしているため、滅びの歌を持ったスカーフハバタクカミがヘイラッシャと相性がいい詰め駒として使い易く、基本選出が重いテツノツツミ入りに対して投げられるため補完枠のスイーパーとして採用した。こちらのカイリューがフェアリーテラスなので、相手の速い飛行テラスカイリューと初手で対面すると展開不利になってしまう。初手の飛行テラスカイリューを牽制しつつ、幅広いポケモンと対面で撃ち合うことのできるチョッキセグレイブを採用した。最後に、ここまでで胞子や宿木などの一貫を切れていないため、搦め手に強く、受け3枚選出の選択肢を取れるようにHBサーフゴーを採用し、セグカミラッシャドオーカイリューサフゴという並びで構築が完成した。
【個体紹介】
ハバタクカミ@こだわりスカーフ
テラスタイプ: フェアリー
特性: こだいかっせい
性格: 控えめ
技構成: ムンフォ/シャドボ/ショック/滅びの歌
実数値: 145(116)-*-92(132)-205(252)-156(4)-156(4)
調整意図:
C: 特化
H: C特化ハバタクカミのシャドーボール確定耐え
B: なるべく高く
解説:
本構築のスイーパー。神。先期まで火力を少し落として素早さはガブ抜きで使っていたが、今期はガブの個体数が減ったため4振りまで素早さを落とした。これでも準速イーユイを抜けるので全く問題なかったし、火力特化が強すぎた。技構成は一致打点のムンフォ、シャドボに加え、ドクガ引きに合わせて打つショック、コンセプトの滅びの歌で完結している。相手のツツミミミッキュ系の対面構築に対してヘイラッシャの欠伸を繰り返しながら相手のツツミにスカーフカミを合わせる動きが強く、VS対面構築はこのポケモンを選出することでほとんど勝っていた。
セグレイブ@突撃チョッキ
テラスタイプ: 電気
特性: ねうこうかん
性格: 意地っ張り
実数値: 207(132)-216(252)-112-*-106-123(124)
調整意図:
S: 準速ガッサ抜き
A: 特化
余りH
解説:
構築の補完枠であり、たまーに選出するポケモン。スペックが高くて出したら活躍してくれたが、ディンルーがいるだけで選出しにくくなるところが現環境では弱いと感じた。飛行テラバカイリューは多いはずなのに被選出率は低かったので、選出画面ではかなり仕事をしてくれてたと思う。技構成はカイリューやミミッキュに打つつららばり、崩しのテラバースト、サフゴに打つ地震、対面性能を高める礫を採用。巨剣を打ちたくなる場面はあったが、そもそも現環境はフェアリーテラスが飛び交い巨剣が通りにくいので採用を見送った。サイクルチックなツツミ入りの構築は初手に眼鏡ツツミを出されることが多いため、このポケモンを必ず初手に置いて勝っていた。
ヘイラッシャ@たべのこし
テラスタイプ: フェアリー
特性: てんねん
性格: わんぱく
技構成: ウェブタ/欠伸/守る/身代わり
実数値: 257(252)-120-180(228)-*-85-59(28)
調整意図:
S: 同族意識
残りHB
解説:
本構築の軸であり、最強の物理受け。特性天然による安定感と、厄災ポケモン達にはできない欠伸ループにより、腐ることがなく選出できた。環境の特殊ポケモンは防御が低いポケモンや炎タイプが多いため、対面なら欠伸、守る、ウェブタ×2で勝ててしまうのが強すぎる。パオジアンもウェブタ×2で倒せる火力があるので、受けポケモンでありながらダメージレースにも強くて本当に使い易かった。技構成は最強技のウェブタ、欠伸、守るまでは確定で、最後に身代わりを採用。序盤のアドを活かして逃げ切ることがコンセプトなので、数的優位を取ってから守る身代わりでTODできるように採用した。ミラーやキョジオーンに対してもTODを仕掛けられるようになり、地割れよりも数倍強いと思っている。ラムアンコカイリューに対しては、欠伸、ウェブタ、カイリュー引きというムーブでアンコール択さえ勝てば余裕で流せる。ラムアンコは知られたら弱いと感じた。
ドオー@隠密マント
テラスタイプ: みず
特性: てんねん
性格: しんちょう
技構成: 地震/毒毒/ステロ/自己再生
実数値: 237(252)-95-81(4)-*-167(252)-44
調整意図:
HDぶっぱ
解説:
本構築の特殊受けであり、最強の隠密マント使い。中盤あたりから上位でキョジオーンが流行していたため、隠密マントを汎用性高く使えるポケモンを探していて辿り着いた。そもそも現環境で毒地面というタイプが非常に強かった。毒菱回収できてかつ電磁波をスカせるため、カイリュー受けとして出てきたHBサーフゴーに対して後投げが超安定し、ステロも全く痛くないところがテツノドクガとの大きな差別化点である。隠密マントのおかげでアシボドクガとかも余裕で受けられる。技構成は、地震ステロ再生までは確定で残り一枠を最初は毒菱で使っていたが、カイリューに毒が入らないのが弱すぎたので毒毒に変更した。キョジオーンに対しては塩漬けに後投げしてから毒を連打していればだいたい勝てた。甘える痛み分け型のエナジーカミが非常に多かったため、受けが成立する可能性が高く、非常に環境に刺さっていたと思う。
カイリュー@こだわりハチマキ
テラスタイプ: フェアリー
特性: マルチスケイル
性格: 意地っ張り
技構成: 逆鱗/テラバースト/神速/地震
実数値: 175(68)-204(252)-115-*-108-120(188)
調整意図:
S: 準速ガッサ抜き抜き
A: 特化
H: 余り
解説:
本構築の軸であり、MVP。現環境の最強アタッカー。相手の初手ディンルーに対して考慮外の鉢巻フェアリーテラバーストをぶち込む動きが強すぎた。鉢巻テラバーストならだれでも打てると思われるかもしれないが、このポケモンがすることにより、ディンルー側がテラスタルを絶対に切らないかつ型の匿名性により、ステルスロックに対して渦アンコされるリスクが高いため飛ばしかカタストロフィからしか入れないという事態が発生し、ディンルーが殆ど仕事をせずに倒れていく。HB特化レベルで硬いディンルー以外は全てオボン込みで2発で倒せる。1発目のテラバを被弾してから2発目のタイミングで毒テラスを切られることがたまにあるが、かなり弱いテラスタルを切らせているので次サイクルで簡単に処理できる。ディンルーに困っている人は是非一度使ってみてほしい。技構成はテラバ神速地震までは確定で、最後に逆鱗を採用したが、炎のパンチにするか最後まで迷っていた。最終的には汎用性を取って逆鱗にしたが、正解かは分からない。終盤に命懸けコノヨが流行しており、初手テラスを切って出落ちを何回もしたが、その試合は全部勝ったので命懸けコノヨは弱いと思った。流行りだしたのは知っていたのでテラスを切るのやめようかと思ったが、出落ちしても勝てることに気づいてからは全部テラスを切った。命懸けを打たれるリスクよりもHBオボンコノヨをワンパンできるアドの方が大きすぎた。フェアテラで拘った状態でHBサーフゴーやテツノドクガと対面することが多いので、特殊受けと組ませるのが一番強いと思った。自分の実力では2桁に行けなかったけど、現環境においてスペックがめちゃくちゃ高いと思うので強い人誰か考察して欲しい。。
サーフゴー@ゴツゴツメット
テラスタイプ: フェアリー
特性: おうごんのからだ
性格: ずぶとい
技構成: ゴルラ/祟り目/電磁波/自己再生
実数値: 193(244)-*-150(172)-153-111-116(92)
調整意図:
S: 耐久に厚いカイリュー意識
HB: 残り
解説:
本構築の補完枠。サーフゴー枠。チオンジェンが環境にいる以上、このポケモンを外す選択肢を取りづらく、受動的に構築に入ってきた。選出するときは受け駒として出したかったのでHB型にした。強い人のチオンジェン入りは並びでのサーフゴーの介護がうますぎるため、見せあいで選出択になってしまい、選出すると腐って負け、選出しないとチオンジェンに破壊されて負けた。来期はもっとチオンジェンを相手の考慮外から崩せるように構築を組まないと勝ちきれないと感じた。四災最強はチオンジェンで間違いないと思う。
【基本選出】
①カイリューヘイラッシャドオー
最も多い選出。この選出ができる時はだいたい勝てる。相手の初手ディンルーをカイリューでぶっ飛ばし、数的優位を維持しながらラッシャとドオーで受け回す。隙を見てカイリューを着地し、鉢巻神速で相手のポケモンを縛っていく。
②カイリューヘイラッシャハバタクカミ
相手の構築にテツノツツミがいる時や、対面構築や展開構築に対しての選出。初手のコノヨザルに対してカイリューでアドを取り、ヘイラッシャで欠伸を展開しながらカミで殴り、滅びの歌で詰めていく。コノヨザルに命懸けされて数的同数になると少し苦しくなるが、ラッシャの欠伸が通るのであれば勝てる。
②セグレイブヘイラッシャハバタクカミ
サイクルチックなテツノツツミ入り構築や、ディンルーがいないカイリューサフゴ構築に対する選出。この選出ができる時はほぼ勝てるが、そもそもディンルーがいないカイリューサフゴ構築なんて殆ど存在しないのでこの選出はできないことが多い。
③サーフゴーヘイラッシャドオー
受け3枚選出。相手の構築が明らかにヘイラッシャドオーを崩せなさそうな場合に、サーフゴーを有限であるヘイラッシャの補助として選出する。意外とこの選出も結構した。
【改善点】
・チオンジェンを舐めすぎた。弱い人のチオンジェンはサフゴを選出するだけで簡単に勝てたので、それに甘えて対策を怠ったら上位まで上がった時に強い人のチオンジェンに全く勝てなかった。
・純正受けループに勝てなかった。厄災環境はパワーが高いので純正受けなんて存在しないと思って切っていたが、終盤の謎の増加によって苦しめられた。VSあゆみんは2ターンで降参した。ヘイラッシャの身代わりでギリギリ頑張れそうな時もあるが、それでも負けた。
【後語り】
最終2桁以上を目指して本気で頑張っていたが、最終2桁に行ける構築を握っていなかった。チオンジェンさえ何とかすればめちゃくちゃ強い構築なので、自分の詰めの甘さが出てしまった。構築が完成するタイミングが遅すぎて、その甘さに気づいたのが最終日の夜中だったことが敗因。来期は序盤から完成度の高い構築を使い、上位に居続けることで課題を見つけられるように精進したい。
【スペシャルサンクス】
・一緒に構築を考えてくれて、最終日応援してくれたたるさん
【SV S3】アラブラナイオタケサイクル【最終146位、最終レート2132】
アローラ!おたけです!
S3もお疲れさまでした!対戦した方々、ありがとうございました!
9世代になってから、中々勝てずに苦労していましたが、やっと最終日上位で戦うことができました。レートも過去最高記録を更新できました!うれしい!今期は特に環境分析に力を入れて、いつも以上に理にかなっている構築を作れたと自分では思っています。最上位の方々には敵いませんが、構築の組み方に困っている方の参考になれば幸いです。
【結果】
TN Scarlet 最終146位、最終レート2132
TN おたけ 最終448位、最終レート2047
【使用構築】
※レンタルコードはしばらく残しておきます
【コンセプト】
・電気セグレで破壊する
【構築経緯】
①環境考察
シーズン中盤あたりからセグカミラッシャを中心に環境が回っており、セグカミラッシャに対してサイクルで有利を取れるツツミ(イルカ)アマガジバコや、セグカミラッシャに毒菱が一貫することを利用した毒菱マスカ+ドクガ(ガモス)が多いと感じたため、これらに強く出られる構築を考えました。
②軸、基本選出の決定
まず、セグレイブ受けのラッシャ、アマガは電気で弱点をつけるため、電気セグレが役割破壊できると思い、構築の軸としました。次に、相手の毒菱を解除しながらセグレイブが苦手な格闘、フェアリータイプに対して最低限のクッションになったり、セグレに対してイカサマを連打してくる水ロトムに圧をかけられるHBモロバレルを採用しました。この2匹でほとんどの流行りの構築を崩すことはできますが、カミ+ドクガなど、特殊の役割集中でセグレイブが突破された際の切り返しとなるエースが必要だと感じたため、火力アップアイテムを持つポケモンの上から高火力で殴れるスイーパーとして、Sが上がるイダイナキバを採用し、上記の3体を構築の軸としました。
③補完枠の決定
このままだと相手のセグレが少し重いのと、コノヨ入りなど、モロバレルが出せない時のクッションが欲しかったのでHBヘイラッシャを採用しました。また、相手のSが上がるイダイナキバが重いので、上から殴れるスカーフカミを採用し、形だけでもセグカミラッシャにすることで、見せ合いで相手の作戦を読みやすいようにしました。最後に、終盤に流行した炎クエス+コノヨの並びに対して圧力をかけられる隠密飛行カイリューを採用し、セグカミラッシャバレルキバカイリューという並びで構築が完成しました。
④テラスタイプの決定
軸のセグレイブはコンセプト通り電気を採用。モロバレルは、ハバタクカミのムンフォは元々半減なので、シャドボを半減しつつイカサマの火力を上げられる悪を採用。イダイナキバは、通りのいい地面技の一致火力を上げつつフェアリー弱点を消せる地面。ヘイラッシャは壁+積み、具体的にはアシパクエス、つけあがるアマガ両者に抗うため悪にしました。ハバタクカミは、スカーフだと火力が足りないので補うためのフェアリー、カイリューはクエスコノヨに最も圧をかけられる飛行を採用しました。
【個体紹介】
セグレイブ@突撃チョッキ NN: タエルオバヒ
テラスタイプ: 電気
特性: ねうこうかん
性格: 意地っ張り
技構成: つらら落とし/テラバ/地震/つぶて
実数値: 221(244)-213(228)-113(4)-*-110(28)-108(4)
調整意図:
HD: ドクガの特化炎テラスオバヒを最高乱数切り耐え
A: 余り
解説:
構築の軸であり、本構築のMVP。9割の対戦で初手に選出し、9割の対戦でテラスタルを切りました。初手で電気タイプになっておくことで、万が一モロバレルが相手のサーフゴーと対面したとしても引き先となってサイクルを続けられるところが偉いポイントでした。相手のヘイラッシャに対しては、電気テラバ+バレルのリフストを使って常に負荷を掛けることが可能であり、対セグカミラッシャに対する安定感が半端なかったです。ツツミジバコアマガは1匹で破壊できます。素早さを完全に諦め、少しDに振ったりとかなり耐久に割いていて、それが活きた場面がめちゃくちゃ多かったです。例えば臆病眼鏡ドクガが蜻蛉+炎オバヒで処理してこようとしたところを耐えて返り討ちにしたり、テツノツツミの眼鏡冷ビは何度もミリ耐えしてテラバで破壊してくれました。ミミッキュとカイリューが少なかったこともあり、つららばりが活きる場面が少ないと感じたのでつらら落としにしたところ使用感はかなりよくなりました。が、最終日は結構外したので好みかなと思います。僕は運で確定数が変わってしまう技が嫌いなので、外しがあるとしてもつらら落としの方が好みです。つらら落としにするとテツノブジンをつらら+つぶてで必ず落とせるのが一番のメリットかなと思います。色違い個体を提供してくれたたるさん、ありがとうございました!大活躍した!
ハバタクカミ@こだわりスカーフ NN: ハバタクカミ
テラスタイプ: フェアリー
特性: 古代活性
性格: 控え目
技構成: ムンフォ/シャドボ/マジフレ/ショック
実数値: 145(116)-*-91(124)-191(148)-156(4)-170(116)
調整意図:
S: ガブ抜き
HD: ハバタクカミの特化シャドボ確定耐え
残りをBとCに振り分け
解説:
構築の補完枠であり、最終日は1回しか選出しませんでした。性能自体は評価していますが、構築のコンセプト的に出す場面が全然なかったです。相手の構築にミミズズがいたり、あまりにもセグレイブが刺さっていない時のアタッカーとして選出しました。特にこれといった意図の無い、それっぽい調整をしており、活きる場面は全くなかったです。ただ、構築にいるだけで相手は特殊受けの選出を強要できたりと、選出画面ではかなり仕事をしてくれたと思います。
ヘイラッシャ@食べ残し NN: アテルジワレ
テラスタイプ: 悪
特性: 天然
性格: 腕白
技構成: ウェブタ/欠伸/守る/身代わり
実数値: 257(252)-120-180(228)-*-85-59(28)
調整意図:
S: 無振りキョジオーン抜き抜き抜き抜き
残りHB
解説:
本構築の第2クッション枠。汎用物理受け。毎試合、バレルを出すかラッシャを出すかすごく悩み、最終的にバレルを出すことが多かったので選出率は低かったです。HP管理が重要で、物理攻撃を何でもかんでも受けていいわけではないので難しかったです。地割れは打ちたくないので、ミラーやキョジオーンに抗うためにSを振って身代わりをいれました。ほとんど打つ場面はなかったですが、たまにみがまものTODで勝てたりしたので採用は間違ってなかったかなと思います。せっかくテラスピースを50個集めて悪テラスにしましたが、一度もテラスを切りませんでした。
モロバレル@脱出パック NN: アラブラナイ
テラスタイプ: 悪
特性: 再生力
性格: 呑気
実数値: 221(252)-*-134(252)-106(4)-100-44
調整意図:
S: 塩、ラッシャに下からリフストが打てるように念の為下降補正
HBぶっぱ
解説:
本構築の軸であり、第一クッション枠。第二MVP。今期勝てたのは間違いなくこいつのおかげです。セグカミラッシャを使っていると、初手に格闘かフェアリーを選出されることがものすごく多く、それらに対して引き先となりつつリフストで対面操作できるのでサーフゴーがいても臆せず選出できるのが強すぎました。また、選出圧力が半端なくて、サーフゴーやコノヨザルを鬼のように選出されるので、後述のイダイナキバの起点にすることができて毎回同じように詰めることができました。最も偉いポイントはテツノブジンに強いことで、セグカミラッシャを使っていると、セグレブジン対面ラッシャに引いてもインファ+ムンフォをくらうことになって圧倒的に不利な展開になってしまうので、バレルを選出して格闘を半減で受けながらリフストで負荷を一方的に掛けられるところが最強でした。あとは、セグカミラッシャに対して初手珠ミミッキュから入る動きが一定数流行っていて、呪いまで考えるとラッシャに引きづらいところも解決できててマジで偉かったです。あと相手の毒菱と胞子の一貫を切れるの最強すぎ。
ヘイラッシャやカバルドンに対しても後攻リフストで欠伸ループを抜けられるの強すぎ。キョジオーンに対しても後攻リフストで隠密カイリューを無償で着地できるの強すぎ。セグレイブ水ロトム対面、電気テラスが分かっていると水ロトム側がイカサマしか打てなくて、バレル引きから有利サイクルできるの優秀すぎ。語るとキリがないくらい強くて環境に刺さっていたので、皆さんも是非セグレイブの相棒として使ってみてほしいです!
イダイナキバ@ブーストエナジー NN: イダイナキバ
テラスタイプ: 地面
特性: 古代活性
性格: 陽気
技構成: ぶちかまし/インファ/挑発/ビルド
実数値: 191(4)-151-151-*-105(252)-152(252)
調整意図:
ブーストエナジーでSが上がるようにDSぶっぱ
解説:
構築の軸であり、スイーパー。第三MVP。こいつも8割の試合で選出し、しっかり仕事を果たしてくれました。ブーストエナジーでSが上がるのが本当に偉くて、モロバレルの影響でスカーフサフゴを選出されることが多く、カモりまくってました。セグレイブをハバカミ+ドクガの役割集中で倒そうとしてくる人が多く、それらを最後に一掃できるのが本当に偉かったです。一番きついのがヘイラッシャですが、ラッシャは電気セグレとバレルでごっそり削れるので、キバを通しやすかったです。あとはセグレイブの苦手なコノヨザルを逆に起点にすることができるので、うまく展開すればコノヨ入りにもセグレイブを選出することができて、基本選出として完成されていました。技構成は諸説で、ぶちかましとインファしか打点がないので耐久が必ず下がってしまい、そのせいで負けた試合も多々ありました。あとアイススピナーがめちゃくちゃほしくなる。相手の最後のアタッカーが飛行テラスの時は泣く泣く降参ボタンを押してました。逆にこの技構成で拾った試合もたくさんあるので、これも好みだと思います。こいつはマジで見た目がかっこよすぎて大好きなので、構築の軸として活躍させることができて大満足です!
テラスタイプ: 飛行
特性: マルチスケイル
性格: 意地っ張り
技構成: テラバ/地震/龍舞/羽休め
実数値: 197(244)-192(164)-115-*-120-113(100)
調整意図:
S: +2でだいたいの高速ポケモンを抜ける
残りHA
解説:
構築の補完枠。クエスコノヨをカモる枠。終盤にクエスコノヨが流行っていると情報が入り、このままでは勝てないと思って採用しましたが、最終日は一回も当たらずにほとんど選出しませんでした。ただ、キョジオーンには何回もマッチングし、エースとして活躍してくれました。キョジオーンはカイリューがいなくてもバレル、ラッシャ、キバで抗えるので、それらで相手に負荷を掛けながら、ラスボスとしてカイリューで龍舞する展開が相手は苦しそうでした。元々クエスコノヨをカモる予定だったので飛行テラバ型にしてましたが、実際の役割対象はキョジオーンだったので絶対飛行じゃない方が強いです。環境を読み違えました。
【選出・立ち回り】
①基本選出 セグバレルキバ
初手にセグレイブを選出し、有利対面は積極的に電気テラバを打って相手のラッシャに負荷をかけていく。相手がフェアリーや格闘技を打ってきそうな時は様子見でバレルに引く。バレルの胞子とリフストを駆使して再度セグレイブを展開し、負荷を掛けていく。物理⇒バレル、特殊⇒セグレで担当するイメージ。荒らした後は死に出しからキバでスイープして勝てる試合が多かったです。
②セグラッシャキバ
クッション枠をバレルではなくラッシャにするパターン。バレルが全然刺さっていない時や、相手のセグレイブを重く見たい時の選出。また、相手が積み展開をしてきそうな時も選出する。立ち回りは基本選出とほぼ同じ。ラッシャの技選択が非常に重要。数的有利を取ってTODすることを常に視野にいれておく。
③セグ(キバ)バレルカイリュー
相手の構築にキョジオーンがいる時の選出。序盤は①②と同様に展開していき、相手のキョジオーンに対して後攻リフスト⇒カイリュー着地して崩していく。TODの試合時間さえちゃんと管理していればだいたい勝てる。一度それを怠って某強者に負けて超悔しかった。。
そのほか、物理受けが多くてあまりにもセグレイブが刺さっていない時はハバカミを初手に置いて展開していました。
【反省点】
・コノヨザルが少し重かった。イダイナキバのエナジーが1度キリなので、コノヨザルに対してキバを後投げしないといけない展開になると、相手にサイクルを回されて一度引かされてハバタクカミに上を取られて負け、みたいなことがよくあった。
・カバ+トドロクツキ+サフゴの並びが最上位帯で圧倒的に多く、明確な解答を用意できなかった。トドロクツキの型の匿名性が高すぎて、セグレイブの技選択困るしラッシャで受けるかバレルで受けるかベストが分からんし、けちょんけちょんにされました。なのでこの構築は100位代が限界だったと思います。
スペシャルサンクス
・序盤から最終日まで一緒に戦ったきい鯖のみんな
・最終日、明け方まで通話してくれたひでででででででででさん、ミーシャさん
・セグレの色違いをくれたたるさん
【剣盾S31】究極完全体ムゲンダイナスイッチ【最終74位、最終レート1983】
こんにちは、おたけです。
終盤に新型のムゲンダイナを思いつき、最終日爆勝ちして過去最高順位を更新しました!!記事を公開するか迷いましたが、ムゲンダイナの無限の可能性を色んな方に知ってほしいので公開しようと思います!めっちゃ強いので是非使ってみてください。
【結果】
TN pokeleague 最終74位、最終レート1983
【使用構築】
※レンタルしばらく置いときます
【コンセプト】
・ムゲンダイナの超耐久を活かして守り続け、ダイナが突破された後にこちらのエースで2匹以上倒して捲る
・先行ダイマックスで数的優位を取り、そのまま逃げ切る
【構築経緯】
禁伝環境の相棒ポケモンであり、最も使い慣れているでしか勝てないと思い、現環境で最も強そうな型を考察しました。これまではHBベースの弱保型を好んで使っていましたが、
・電磁波や欠伸などの状態異常に弱い
・急所負けが多い
・一撃必殺に弱い(特に零度オーガ)
という環境に合わない明確な欠点がありました。上記の欠点を補うために、身代わりを搭載することを確定とし、残りの技を考えました。僕自身、耐久型の方が使い慣れていて得意なので、コスモパワーと自己再生はどうしても抜けないと思い採用。残りの1枠の技は、最も汎用性が高く、TODに強そうな毒毒を採用し、気が付いたら攻撃技がなくなっていました。などの鋼タイプに何もできなくなるというリスキーな構成になってしまいましたが、
VS⇒ コスパをガン積みして、剣舞がなければ全ての技のPPを枯らし、剣舞があれば裏のメタモンでコピーする
VS⇒ どうせ構築に入ってくるとサイクルを形成する
VS⇒ 身代わりコスパで向こうも何もできない。HP総量は有利
のように、意外となんとかなりそうだったのでそのままノーウェポンの技構成を採用しました。
そして、上記の動かし方を実現するためにを採用しました。
に攻撃技がないので、バランスをよくするためにはアタッカーにもなれる型を考えました。色々試していると、Bに努力値を振って宿り木、身代わりを覚えさせておけば、アタッカーでありながらに対する詰ませもできると気付いたので、BC振りのパワフルハーブ型を採用しました。(このカグヤもかなり革命的だと思ってます)
は当然のスカーフ採用。
次に、相方の禁伝枠を考えました。条件としては、
・に対して強引なダイマックスで突破された時の切り返しができる
・が苦手なに強い
が挙げられ、迷わずを選択しました。も候補には入りましたが、メタが激しそうだったので見送りました。の型は、相手のダイマックスが枯れていると受けるのが非常に難しい物理珠型にしました。
次に、HBと相性がいい特殊受け兼ステロ撒きとしてを採用しました。
最後の補完枠は、剣舞+の並びはで対応できないこと、構築全体がに弱いことを考慮して鉢巻を採用しました。
上記の経緯より、という並びで構築が完成しました。
【個体解説】
@いのちのたま
特性: ダークオーラ
性格: いじっぱり
技構成: ダブルウイング/イカサマ/鋼の翼/羽休め
実数値: 201-201(252)-116(4)-*-118-151(252)
調整意図: ASぶっぱ
解説:
本構築のエース枠。言うことなしの最強ポケモンでした。以外は全て破壊できるので、初手はなどに強いポケモンでけん制し、後続から通していく使い方をしていました。羽休めの枠に挑発が欲しい場面が何度もありましたが、TOD戦になる可能性がかなり高い構築だったので羽休めを抜くことはできませんでした。実際、最終日は羽のおかげで勝てた試合が何度もあったので正解でした。
@くろいヘドロ
特性: プレッシャー
性格: ずぶとい
技構成: 毒毒/コスモパワー/身代わり/自己再生
実数値: 241(204)-*-149(164)-*-115-168(140)
調整意図:
H: 16n+1
S: 100族抜き
残りHB
解説:
本構築の軸であり、受け要員。圧倒的MVP。強さを無限に語れるぐらい強くて、初めて弱保ダイナを見たとき並みの感動でした。身代わりとコスモパワーの両立がえぐくて、剣舞がないには、氷の牙があったとしても、よほど運が悪くない限り突破不可能です。コスモパワーをある程度積めたら氷の牙を身代わりが耐えるようになり、かつ急所のケアも可能になるので、あとは殴らずに戯れるだけで、引いてきたら毒を入れてTODで勝つことができます。初手に出してと対面した瞬間に勝ちを確信していました。他にも、VSで身代わり、コスパの順で入れば仮に歌うが1発で当たったとしても相手は引き、積みの2ターンが必要なので、最長眠りを繰り返さない限りは突破される心配はなかったです。歌う1発当て+最長眠りは犯罪なので考慮せずに文句だけ言ってました。受けループにたまにいる毒みがまもをより単体での詰ませに特化した型って感じで、使っててものすごく楽しくて強くて最高でした。久々にポケモンの楽しさを思い出せてくれて本当に感謝!
@パワフルハーブ
特性: ビーストブースト
性格: ひかえめ
技構成: ラスターカノン/メテオビーム/宿り木/身代わり
実数値: 172-*-155(252)-174(252)-121-82(4)
調整意図:BCぶっぱ
解説:
本構築の潤滑剤。スイッチ要員。相手のやと対面させて身代わりを押し、などが身代わりを壊すタイミングでメテオビームを押して相手のサイクルを破壊します。これぞ受け攻めスイッチという感じで、非常に使ってて楽しかったです。BC振りがかなり革命的で、Sを削ってBに振る利点は、
・相手が被ダメを見て防御型と勘違いし、メテビが読まれにくい
・無振りホウオウの聖炎を耐えるため、合法的に突っ張れる
・アタッカーとに対する詰ませを両立できる。宿り木身代わり⇒メテビ連打ができるので、常にに回復を強要させられる。突破できたらビーストブーストですごいことになる。
ざっとこんな感じです。あと、ゴチルも倒せます。B振りのおかげで勝てた試合は数えられないぐらいありました。これぞ革命。偉そうに言っといてもし先駆者がいたらすいません。
特性: しぜんかいふく
性格: わんぱく
技構成: 卵産み/歌う/甘える/ステロ
実数値: 357(252)-*-62(252)-*-126(4)-70
調整意図:HBぶっぱ
解説:
本構築の詰ませ要員。初めてこのポケモンをちゃんと使ったので、スーパーボールに入っています。投げを遺伝していなくて、ノーウェポンは必然的でした。構築的に、試合後半から出てきて相手を詰ませる役割だったので、ノーウェポンで正解だったと思います。最終日、サブロムで歌うを9連で外して一度髪の毛を引きちぎって握りつぶしました。本ロムの大事な対戦の大事な場面で当ててくれたので許します。構築にいるだけで勝ち筋の広がり方が半端なかったので、これからも積極的に使います!
@こだわりハチマキ
特性: いかく
性格: いじっぱり
実数値: 164-216(252)-111(4)-*-100-143(252)
調整意図:ASぶっぱ
解説:
本構築の第2エース。めちゃくちゃ刺さってる時以外は選出しませんでしたが、構築の中で他のポケモンにはできない、ダイマせずに崩しを行えるポケモンなので、出したときは活躍してくれました!うわっきーさんの記事にあった通り、オーガ対面でS判定をしながら合法的に突っ張れるのがめっちゃ強かったです。
Hぶっぱ
解説:
本構築のスイッチ要員。今期はがに対して打点のない型だったので、鬼のように選出しました。今期はメタモン対策が薄かった印象で、非常に活躍しました!
【選出・立ち回り】
選出パターン①
選出対象: 軸など前のめりな構築
ダイナでコスパを積みまくり、相手がダイマックスや積み技で強引に突破してきたらイベルorメタモンで切り返す。
選出パターン②
選出対象: 軸、軸などのサイクルを要する構築
ダイナの毒で展開を取りつつ、いいタイミングでテッカグヤのメテオビームで相手サイクルの崩しを行う。最後にイベルのダイマで〆る
選出パターン③
選出対象: 受け寄りのサイクル構築。など、こちらのサイクルが完全に成立してTOD勝負になりそうな構築。
いいタイミングでステロを撒いて、あとは受け回す
選出パターン④
選出対象: 物理イベルのケアが薄く、初手ダイマが刺さりそうな構築
イベルの初手ダイマで数的優位を取り、ダイナラッキーで受け回してTOD勝ちを狙う
選出パターン⑤@1
選出対象: 軸
ゼルネが初手に出てくることが多いので、初手脳死ダイスチルで破壊する。裏からゼルネが出てくるパターンの時はメタモンでなんとかする
【あとがたり】
最近は仕事やプライベートが忙しいこともあって思うように結果を残せていませんでしたが、それを言い訳にしててもいつまでも成長しないので、まだ1度しかとったことのない最終2桁を目指して1か月間頑張りました。序盤から中盤にかけて使っていた構築は賞味期限が切れてしまって、最終日数日前まで構築の無い状態でかなり不安でしたが、諦めずに結果を求め続けたおかげで最強のポケモンに辿り着くことができました。最近毎シーズン感じてるのは、必ず終盤に環境が激変するので、終盤にいかに強い構築を考えられるかがカギだと思っています。本当は来シーズンも同じダイナカグヤを使いたかったので記事を公開するか迷いましたが、ムゲンダイナの新しい戦い方をより多くの方に知ってもらいたかったし、どうせ来期も終盤に環境が変わって刺さらなくなると思うので公開することにしました。来シーズンも仕事、プライベート共に忙しいのでほどほどになるとは思いますが、また新しいダイナの使い方を考えたいと思っています!S31、お疲れさまでした!
【スペシャルサンクス】
・最終日通話してくれたきい鯖のみんな
ランクマガチ勢がポケカに本気で挑戦して学んだこと
こんにちは、おたけです。
今回、シングルバトルガチ勢の僕がポケカという新しいジャンルにチャレンジし、練習期間が短期間であったにもかかわらずシティリーグベスト4という結果を残すことができました!
その中で、ポケカが強くなるために必要な要素がシングルバトルのそれとかなり共通している部分が多かったり、一方で、ポケカを経験したことで、シングルバトルにも活かせるような新たな成長を感じられた部分もあったので、それをこの記事で言語化し、備忘録として残しておこうと思います。これからポケカを始めようか迷っている方、バトルマスターのために初心者でもポケカで結果を出したいランクマ勢の方に参考になれば幸いです!
まえがたり
7ヶ月も続く禁断2体環境に飽きつつある中、バトルマスター決定戦という、シングルバトルとポケカ両方の強さを競う公式大会の開催が告知されました。僕はシングルガチ勢かつポケカも少しかじっていたので、バトルマスターで本戦に残ることを目標に、ポケカもガチで頑張ることにしました。2022年6月までの結果がポイントに反映されることを知ったのが4月だったので、かなり短期間でポケカを上達する必要がありました。
新参者であり、かつ短期間での結果が求められるため、普通の思考でデッキを組んでも絶対失敗するだろうなと思っていました。また、自分が加速度的に成長するためには、これまでシングルバトルで培ってきた経験をフルに活かすことが必要だと思いました。
実践したこと
まずは強い人のデッキレシピを使って何回か店舗大会に参加し、「シングルバトル」と「ポケカ」の間に存在する共通項を探しました。その共通項に対する「シングルバトル」の経験から得られたノウハウを「ポケカ」にヨコテンし、応用するという作戦を取ることとしました。
共通項
・トレンド「環境」が変化し続けるメタゲームである
・安定行動、負けに直結しない選択、立ち回りが重要である
・運が絡む確率論のゲームである
・「役割」を意識した構築作りが重要である
ざっと挙げるとこんな印象でした。それぞれの項目について、シングルバトルの経験ですでに持っているノウハウを整理しました。
・メタゲーム思考
流行の構築に対して高い勝率を出せて、かつそれ以外の構築にも5分以上の戦いができる構築を目指す
・安定行動
常に最もされたくない動きから想定し、確率の天秤にかけてそれをケアすべきかどうか判断していく
・確率論のゲーム
運負けをいかに減らせるかが大事。下振れにくく、上振れのメリットが大きい構築作り
・「役割」を意識した構築作り
特定のポケモンをメタるためのピンポイント採用はなるべく控え、相手の複数のポケモンを複数で見るような役割分散の考え方が必要
これらの考え方やノウハウを、ポケカに応用してデッキを構築しました。
・メタゲーム思考
環境トップのパルキアVstarとミュウVmaxは、どんなデッキタイプに対しても5分以上の戦いができるパワーがある
→「ミラーに強いパルキアデッキ」を最終目標としてデッキを組む
→クロススイッチャーを4枚採用した、2-2-2プランを取りやすいデッキタイプを採用
・安定行動
対戦中のプレイングの問題なので割愛
・確率論のゲーム
パルキアデッキは、最初のターンでパルキアとメッソンをいかに並べられるかが極めて重要である
→初動の安定性を重視し、初動事故率が2割以下であるデッキを目指す
→バトルVIPパスを最低3枚採用する
・「役割」を意識した構築作り
流行りのデッキに対するメタカードは、事故札になりやすいというトレードオフの関係がある(役割が限定的すぎる)
→事故札になりうるメタカードの採用はせず、安定札になりつつ流行りのデッキにも強く出られるような役割分散札を採用する
→パルキアミラーで勝つためにはダンデによる火力増強やツツジのハンド干渉による捲りが一般的だが、それらのカードは事故札になるため採用しない。代わりに、ふしぎなアメを採用することで、手札にインテレオンが嵩張った時に消費できる安定札になりつつ、クイックシューターを早めに打って火力増強にもなることに気づき、役割分散札として採用。また、ツツジはマリィに変更し、序盤に引いても手札のリセットとして使え、終盤は相手のハンド干渉からの捲りを狙える役割分散札とした。
上記の考え方に基づき、当時の環境にはほとんど存在しなかった「スイッチャー×4、VIPパス×3のハイブリッドパルキア」をデッキの軸とし、ふしぎなアメを駆使して早急にクイックシューターのインテレオンを立て、確実に2-2-2のサイドプランを通すデッキを構築しました。
この考え方が功を奏し、直近の戦績が17-3で大きく勝ち越し、シティリーグでは5-1のベスト4まで勝ち進めることができました。
シングルバトルにも活きる経験
シングルバトルの構築は6匹なのに対し、ポケカはデッキが60枚なため、種類の多さで言うとポケカの方が構築の選択肢が多くて難しかったです。また、対戦中のプレイング、立ち回りについても、序盤から捨てていいカードは何なのか、サイドプランはどうするかなど考えることは多く、すべての行動で最善手を取ることがポケモンの数倍難しいと感じました。ただ、それは対戦相手についても同じであり、相手も全てのターンで最善手を取ってくるとは限らず、デッキの安定性も全ての人が高いわけではないです。つまり、正直なところ相手のミスや構築の弱さに漬け込んで勝つことの方が圧倒的に多く、そういった相対的なことも踏まえるとポケカの方が「簡単」であるというのが僕の結論でした。
では、シングルバトルで勝てる強者の方々は、それ以外の人とどこに差別化点があるのか。ポケカでの経験を活かして考えてみました。
構築について
シングルバトルという6匹、技は4つというかなり限られた選択肢の中で、
・メタゲーム思考
・確率論(運勝ちのしやすさ、運負けのしにくさ)
・「役割」を意識した構築
を反映した深みのある構築を作るためには、「枠の圧縮」をいかに行うかが極めて重要なのではないかと感じています。
ポケカもやった事がある方なら分かると思いますが、60枚の枠の中で入れたいカードを全て入れることはほぼ不可能に近いです。その中で、洗練された60枚にするためには、「役割分散札」の存在がキーになってきます。ラブリィさんがポケ実ポケカ部の配信で、「月光手裏剣を打たれないためにマナフィを入れても、それ以外でマナフィを使わないから入れたくない。それよりもジメレオンにおまもりを貼って月光手裏剣を耐えるようにしておけばいい」という発言をしていて、自分に足りないのはこれだと気付かされました。まさに、「おおきなおまもり」は「役割分散札」であり、月光手裏剣のサイド2枚取りケアをしつつ、月光手裏剣が飛んでこない対面はポケモンのHP増強に使える、まさに役割分散の理想形です。この考え方をデッキに反映できるようになってから、枠の圧縮が可能となり、やりたいことを詰め込めるようになりました。
この考え方は、シングルバトルにおいても非常に重要で、「サンダーが多いのでサンダーに滅法強いポケモンを入れたいが、サンダー以外に使えないし、サンダーを選出されるかが分からない」といった問題がシングルバトルの構築を作るときも頻繁に発生します。この問題を解消する際に、「役割分散」の考え方が役立ちます。解決策としては2つであり、
・サンダーだけに強いポケモンの採用は諦め、サンダーにもそこそこ強く、それ以外のポケモンに対しても重要な役割を持てるポケモンを採用する
・サンダーだけに強いポケモンに、自分の構築の他のポケモンをサポートするような技を採用し、仮にサンダーを選出されなくても役割が持てるような技構成にする
のいずれかだと思います。現在は禁伝2体環境であり、平均のパワーが高いため、相手の全てのポケモンに対応するのはかなり難しいです。しかし一方で、役割分散を駆使し、枠を圧縮していかに全対応に近づけるかが構築の強さを決めると思っています。ポケカでの役割分散札の経験を活かし、シングルバトルでも現環境になるべく全対応した構築作りを目指して残りのシーズン頑張ろうと思います。
プレイングについて
ポケカでは、お互いのプレイヤーが1試合に最低1度はプレミをするような感覚でした。なので、とにかく自分がプレミをしないように練習を重ねれば、自ずと展開が有利になっていくような感触を持ちながらポケカをプレイしていました。では、シングルバトルについてはどうか。僕は、シングルバトルの方が1試合におけるお互いのプレミの数は少ないと思います。しかし、シングルバトルの方が、「自分すら気づいていないプレミ」が多く、強者の方ほどそれに気づいて改善を施しているのでは?と今は思うようになりました。自分の感覚的にも、ポケカのプレイはすごく慎重で、対戦後の振り返りもきっちりやっていましたが、シングルバトルをプレイする時は、対戦数が多いのもあって慎重さに欠けるプレイングをしてしまったり、対戦後の振り返りもちゃんとできてないことがあることに気付きました。上記の経験を活かし、シングルバトルの1戦1戦においてもポケカの1試合のような緊張感、慎重さを持って最善択を選び、対戦後は必ず振り返りを行い、プレイングに間違いがなかったか確認をし続けることで、強者のプレイングに近づきたいと思っています。
以上が、僕がポケカにガチで取り組んだ中で得られた教訓です。「枠の圧縮」と「プレイングの慎重さ」を自分への大きな課題として、これからはポケカをつまみつつ、土俵はシングルバトルに戻して、夢である最終1位を目指して精進していきたいと思います。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
【剣盾S27使用構築】 弱保ダイナ軸Ver.3~ブス始動対面&サイクル~ 【最終110位、最終レート2008】
こんにちは、おたけです。
今期はとにかく仕事が忙しく、ポケモンをプレイできる時間に限りがありましたが、使い慣れているムゲンダイナを軸にしてなんとかレート2000を達成しました!!新ルールの1シーズン目で納得のいく結果を出せたのは初めてなので非常に嬉しいです!シーズン初めということもあってかなり詳しく書いたので、耐久ダイナ軸を組みたい方は是非参考にしていただけると嬉しいです。
【結果】
TN おまゆ 最終110位 最終レート2008
【使用構築】
※レンタルコードしばらく残しておきます
【構築経緯】
禁伝2体環境になり、より一層構築のパワーが上がったため、単純なサイクル構築は組めないと思いました。そこで、
有利サイクルが形成できる場合⇒サイクル選出
サイクルが成り立たない場合⇒対面選出
ができるようなハイブリッド構築を目指すこととしました。
1匹目 (軸)
採用理由
圧倒的耐久値とコスモパワーによる数値受け、半減の多いドラゴンタイプによるタイプ受け、ダイマ砲による対面性能、自己再生による詰ませ性能全てを兼ね備えた最強ポケモンであるが最もコンセプトと合致しているため
型・調整
最も得意とする数値受けを活かしつつ、想定外の火力で崩しも可能なHBベースのコスパ弱保型
2匹目
採用理由
・ムゲンダイナを絡めたサイクル選出をするため
・ムゲンダイナとのタイプ相性補完に優れているため
型・調整
ムゲンダイナに対して無限回後投げされるやに対して最も強い、HB残飯型
3匹目
採用理由
コスパを積んだムゲンダイナが相手の積み技によって強引に突破された際に、最も強い切り返しとなる対面駒であるため
型・調整
スカーフ1択
4匹目
採用理由
・環境に最も多い並びであるの両方に強く出られる
・ダイマ適正が高く、ダイマックスできないムゲンダイナの前で初手ダイマ枠となれる対面駒である
・電磁波耐性があり、地面タイプのステロ撒きに強いため、初手に出てくる起点作成要員に対してダイマックスで圧をかけられる
・物理特殊両方存在するので、相手視点は受けを成立させにくい
・特性のすいすいによって、相手の初手ダイジェットに対しても上から制圧できる
型・調整
・環境に物理型が多かったので、逆手にとって意表をつける特殊珠型
・ダイマ終了後、相手のダイジェットの起点にならないため凍える風を採用
5匹目
採用理由
・ムゲンダイナが苦手な、、の全てに対してそこそこ強く出られる特殊受けであるため
・ゲロゲを貯水だと勘違いさせるため
型・調整
特性の再生力によるサイクル性能と優秀な技範囲を活かした突撃チョッキ型
(ゲロゲと合わせて選出することが多く、地面タイプのステロ撒きに怯えなくていいのでブーツは不要と判断)
6匹目
採用理由
・ここまでで最も重い、特殊ドラゴン系統に強く出られ、かつ壁張りによってムゲンダイナの対応範囲を拡張できるため
・ムゲンダイナが苦手ながらみの受け系統に対する崩しの手段を増やすため
型・調整
・初手にザシアンと対面した際に、強引に壁を張れるように意地特化巨獣斬耐え調整
・受けポケに圧力をかけるため絶対零度を採用
以上の理由で、という並びが完成しました。
【個体紹介】
@命の珠
特性: すいすい
性格: ひかえめ
技構成: ハイドロポンプ/大地の力/凍える風/身代わり
実数値: 180-*-95-150(252)-96(4)-126(252)
調整意図: CSぷっぱ、DL調整
役割: 構築のエースとなる対面駒。初手ダイマ要員。
利点: 前述のとおり。とにかく特殊がケアされにくい環境であり、刺さっていた
欠点:
・とにダイマの打ち合いで勝てない
⇒ダイマを切り合ってから、ダイウォール⇒裏に引くことでサイクル戦を仕掛けるようにしていた
・草技で出オチする
⇒のリフストは採用率が低かったのでケアせずに初手ダイマした
⇒その他草技はなるべくケアし、かに引いてサイクル戦に持ち込んだ
使用感: ★★★★★(ダントツMVP)
選出率1位
@突撃チョッキ
特性: 再生力
性格: 意地っ張り
技構成: 聖なる炎/ブレバ/地震/ギガドレ
実数値: 209(220)-198(236)-111(4)-117-175(4)-116(46)
調整意図: くろこさんのやつ
役割: 特殊受けのサイクル要員。ゲロゲが刺さっていない時の初手ダイマ枠。
利点: 様々な禁伝に対して、最低限の仕事ができる。例えば、特殊受けであるにもかかわらずにも抗える。
欠点:
火力が微妙に足りない
⇒なるべく攻めのダイマではなく、相手のダイマに対応したダイマの切り方をして火力不足をごまかした
不意に岩技が飛んでくる
⇒リスクがある場合は極力選出せずに、ダイナでなんとかするよう心掛けた。
ステロが痛すぎる
⇒なるべくゲロゲを前に出してステロをけん制した。
使用感: ★★☆☆☆
選出率4位
@弱点保険
特性: プレッシャー
性格: 臆病
技構成: ダイマックス砲/火炎放射/コスモパワー/自己再生
実数値: 241(204)-*-147(252)-166(4)-117(12)-170(36)
調整意図:
S: ガブ抜き
HB: 悪ウーラオスの鉢巻暗黒強打を受けるためなるべく高く
HD: 命の珠サンダーのC-1ダイジェットを高乱数で受けられる程度
役割: 受け、崩し、詰ませ全て。
利点: 相手のダイマが枯れた後無双できる。数的優位を取った後無双できる。有利対面を取った瞬間無双できる。
欠点:
・に対面勝てない
⇒ゲロゲを前に出して、ザシアンをけん制してからコスパを積んだ状態でザシアンと対面するよう心掛けた
・受けポケに弱い
⇒とにかく初手ダイマで数的優位を取った状態で受けポケと対面させ、お互い突破できない状況を作るよう心掛けた
使用感: ★★★★★(最強)
選出率2位
@食べ残し
特性: ビーストブースト
性格: 腕白
技構成: ヘビーボンバー/宿り木の種/守る/身代わり
実数値: 204(252)-121-170(252)-*-121-82(4)
調整意図: HBぶっぱ
役割: サイクル要員。ネクロ受け。詰ませ要員。
利点:
・ダイナにめちゃくちゃ強いにめちゃくちゃ強い
・一度嵌めると、タイプ相性を無視して相手を詰ませられる
・ダイナと組ませると相手に毎ターン技の択を迫れる。しかも1回かみ合えば詰ませられる
欠点:
・身代わり持ちのポケモンにめちゃくちゃ弱い
⇒あまり信用しすぎず、ダイナとサイクルがしたい時にのみ選出する
使用感: ★★★☆☆
選出率5位
@光の粘土
特性: 貯水
性格: 控えめ
技構成: フリドラ/零度/うたかた/かみなり
実数値: 237(252)-*-104(28)-147(230)-115-80
調整意図:
HB:ザシアンの特化巨獣斬確定耐え
役割: 特殊ドラゴン軸に対する初手ダイマ枠。ダイナのサポート役。
利点:
相手の初手を誘導できる (めちゃくちゃを投げられる)
雑に使っても、壁さえ張れば仕事をしたことになる
耐久値が高く、出オチしにくい
欠点:
・ヌケニンがいると壁すら張らせてもらえない
⇒ヌケニンがいる時は絶対選出しないようにした
・の選出をけん制できそうでできない
使用感: ★★★★☆
選出率6位
役割: 対面駒。相手の積みエースに対する切り返し要員。
利点:
・にとにかく強い。相手がメタモンケアをしていたとしても、それが選出圧力になっている。
・対面駒でありながら、サイクル加入もできる。
欠点:
・汎用性が低い
⇒軸以外に対しては極力選出を控えた
使用感: ★★★☆☆
選出率3位
スペシャルサンクス
・いつも一緒にワイワイポケモンを楽しんでいるきい鯖のみんな
・いつも刺激をくれるAIM-HIGHのみんな
・いつもキャスに遊びに来てくれるFFの方々
・ムゲンダイナ様
【剣盾S26】双璧ガマゲロゲ【最終363位、最終レート1898】
こんにちは、おたけです!
今期は1か月ダイナ以外の禁伝にチャレンジしてましたが、全く勝てなくて最終日深夜に4000位まで落ちたので、最後は思い出作りにダイナを使いました、、即興で組んだものの今までで一番勝率がよくて最強だったので記事に残します!
結果
TN おまゆ 最終363位 最終レート1898
使用構築
※レンタルコードは消します
コンセプト
で全てを破壊する
構築経緯
起点作成型の電気玉貯水を使っていた時に、あまりにもアタッカーのケアをされずににステロされたり、に剣舞されたりしたため、逆手に取った特殊珠すいすいが刺さると思い、構築の軸にしました。で初手ダイマした後の詰ませポケモンとして最初はを使ってましたが、弱かったので最強のコスパ弱保に変更しました。先期に引き続き、と相性抜群のと、コスパ弱保ダイナが突破された時の切り返しとしてを採用しました。
残りの2枠は。でカモれる地面を誘うためにと、が苦手ななどのドラゴン系統を初手に出させないためにを採用し、
という並びで構築が完成しました。
個体紹介
@弱点保険
特性: プレッシャー
性格: 臆病
技構成: ダイマックス砲/火炎放射/コスモパワー/自己再生
実数値: 241(204)-*-147(252)-166(4)-117(12)-170(36)
調整意図:
S: ガブ抜き
HB: 悪ウーラオスの鉢巻暗黒強打を受けるためなるべく高く
HD: 命の珠サンダーのC-1ダイジェットを高乱数で受けられる程度
解説:
本構築の禁伝枠で、型は先期と全く同じ。どう考えても本ルール最強ポケモン。
選出率2位
@食べ残し
特性: ビーストブースト
性格: 腕白
技構成: ヘビーボンバー/宿り木の種/守る/身代わり
実数値: 204(252)-121-170(252)-*-121-82(4)
調整意図: HBぶっぱ
解説:
と相性のいい物理受け。今期も安定に受けポケモンが多かったので、しっかりカモらせていただきました。
選出率3位
@命の珠
特性: すいすい
性格: ひかえめ
技構成: ハイドロポンプ/大地の力/凍える風/身代わり
実数値: 180-*-95-150(252)-96(4)-126(252)
調整意図: CSぷっぱ、DL調整
解説:
構築のエース枠であり、ダントツのMVP。全試合初手に出してダイマしました。技構成は一致打点のドロポン、大地に加え、ドラゴン系統への打点としてダイアイスが打てるように凍える風、相手のダイマを枯らすために身代わりを採用しました。特性のすいすいで相手に圧力をかけ、相手にダイマを切らせてからウォール、身代わり、身代わりで相手のダイマを完全に枯らすことができます。構築にを入れた影響で初手にが来ることが多く、来た時点で勝ちが確定します。貯水に見えなくもないのでは全員居座ってきました。言葉で表現するのが難しいですが、とにかく強すぎてヤバかったです。こんなに初手ダイマして楽しいポケモンは今までいなかったです。今度のぬいぐるみ買います。
選出率1位
特性: 五里霧中
性格: 陽気
技構成: つらら落とし/フレドラ/蜻蛉/地震
実数値: 180-192(252)-75-*-76(4)-161(252)
調整意図: ASぷっぱ
解説:
初手の圧力枠。の初手ダイマを通すために、あたりが初手に来てほしくないので、それらをけん制しつつ、どうしても対面駒が欲しくなった場合のとタイプ相性がいいタスキ枠として採用しました。ほとんど選出してないですが、選出した時は無難に活躍してくれました。
選出率5位
@こだわりハチマキ
特性: はりきり
性格: 意地っ張り
技構成: でんくち/逆鱗/けたぐり/燕返し
実数値: 165-167(252)-110-*-91(4)-127(252)
調整意図: ASぶっぱ
解説:
置き物。地面の選出を強制するためと、受け崩しのために採用したが、選出はしませんでした。
選出率6位
解説:
本構築の軸であり、切り返し要員。主に軸に対して選出しました。相変わらず対は最強でした。
選出率4位
あとがたり
冒頭でも述べましたが、今期は「ダイナ禁」ということで、最強のを封印してなど色々な禁伝を試していました。しかし、最終日深夜まで全然勝てなくて、4000位まで落ちたので思い出作りとしてを解禁しました。を使ってた時に珠すいすいの感触が非常に良かったので、と組み合わせると強いのでは?と思って試したらアホみたいに強かったです。時間の都合で19までしか上げられませんでしたが、今まで組んだ構築で一番強かったので大満足です!
【剣盾S25 最終90位 最終レート2013 】弱保ダイナ軸Ver.2
こんにちは、おたけです!
今期は全然ポケモンに打ち込んでいませんでしたが、最終日に頑張った甲斐あって人生初の最終2桁&過去最高レートを達成しました!!
構築は先期のものをいじっただけですが、めちゃくちゃ強かったので記事に残そうと思います!先期は割と適当に書いてしまったので、今回はちゃんと詳しく書こうかなと思ってます!
結果
TNおまゆ 最終90位 最終レート2013
使用構築
※レンタルコードはしばらく置いときます!
構築経緯
大きな経緯
攻め寄りのサイクル構築を好んで組んでいたが、サイクル戦をする際、タイプ受けや数値受けを繰り返しすぎると、最後は必ず択の勝負になってしまい、安定した勝率を出せなかった
↓
最近は、最低限のサイクルをしつつ、早めに崩す構築作りを心がけていた
禁伝の選択
トップメタの一般ポケモンに苦手な禁伝を使うのが非常に苦手だったため、あらゆる一般ポケモンと対等以上に戦うことができるを選択した
本構築のコンセプト
1.弱保で崩す
2. 意地珠で崩す
1. 弱保で崩す
僕が考えるの特徴
・とにかく一般ポケモンに強い
・コスパと自己再生を覚えるため、圧倒的に受け性能が高い
・に対面で勝てない
・コスパを1積みすれば巨獣斬を受けられる
から崩す手段を持つために、に抗える型にすることは必須だと考えた。
以外の対面でコスパを積めば、剣舞がないを対面突破できるようにHBベースで炎技を搭載する型にした
また、一度コスパを積んでしまえば弱点をつかないと突破がかなり困難なので、それを逆手に取って持ち物は弱点保険を採用し、耐久型でありながら火力を出せるようにして崩し性能を高めた
次に考えたのは、このが突破されるパターン
大きくは、
1.積み技によってコスパで上げた耐久値以上の火力で殴られる
2.受けポケモンでお互い突破できない状況を作られる
3.上から殴れる高火力ポケモンを並べられる (起点を作れない)
1. → 裏にスカーフを置いて切り返す
2. → 後述の意地珠で崩す
3. →とタイプ受けし、隙あればでダイジェットして崩す
上記の経緯より、スカーフ、残飯、意地珠は軸として採用
第2の崩し枠として意地珠を採用した理由は以下
・に打ち勝てる
・に勝てる
・受けを崩せる
・ダイアタックを打てば後続のが上から動ける
残りの2枠は、ここまでで重いポケモンに対する補完と、苦手な展開に対する回答を意識した
重いポケモン
・ジガルデ
・
・両方に抜群が突けるドラゴン系統(など)
上記全てに対応するため、HCアナライズを採用。HCの火力特化にした理由は、ダイマしても強いから。(がダイマできないため、選出した時はほぼダイマする)
苦手な展開
・ステロ欠伸展開
・初手ダイマ展開
上記の展開両方に対する回答を持つ草結び採用のチョッキを採用。相手の初手がのようなダイマアタッカーでも、のような欠伸展開ポケモンでも対応可能。
以上の経緯から、という並びで構築が完成した。
選出パターン
・
→エスバで相手のポケモンを1匹倒し、裏のダイナカグヤで回してTODを狙う
・
→エスバで荒らしながらダイアタックで相手のSを下げ、後続のダイナでコスパを積んでいく。突破されたらメタモンで切り返す
・
→3匹で数値受けしながら隙を見てポリ2でダイマを切って崩していく
・or
→相手の欠伸展開に対する選出。とにかくカバやラグを草結びで削り、蜻蛉返りを駆使して欠伸ループを阻止する。
個体紹介
@弱点保険
特性: プレッシャー
性格: 臆病
技構成: ダイマックス砲/火炎放射/コスモパワー/自己再生
実数値: 241(204)-*-147(252)-166(4)-117(12)-170(36)
調整意図:
S: ガブ抜き
HB: 悪ウーラオスの鉢巻暗黒強打を受けるためなるべく高く
HD: 命の珠サンダーのC-1ダイジェットを高乱数で受けられる程度
解説:
本構築の禁伝枠で、構築の軸となるポケモン。先期は炎技をマジフレにしていたが、あまりCダウンが活きる場所がなかったのと、やへのダメージ量を考えて放射に変更した。放射に変更したことが活きる場面も特になかったと思うので、好みでいいと思う。一度コスモパワーを積んだ時の圧倒的耐久力と、弱保が発動した時の火力、耐久振りなのにほとんどのポケモンの上を取れる素早さ、全てを兼ね備えた最強ポケモン。最強すぎて何で流行らないのかが本当に分からない。このポケモンがやをしっかり受けられるため、初手に意地珠を置いたりと自由な選出ができる。最近はこのポケモンが強すぎて他の禁伝を使えなくなってしまった。
@食べ残し
特性: ビーストブースト
性格: 腕白
技構成: ヘビーボンバー/宿り木の種/守る/身代わり
実数値: 204(252)-121-170(252)-*-121-82(4)
調整意図: HBぶっぱ
解説:
と相性のいい物理受け。対要因として採用していたが、今期はかなり軸の構築が煮詰められててかなり対策されていた。とは言え、元々このポケモンが持つ性能は唯一無二で、安定の活躍をしてくれた。今後どんどんが仕上がってきたら、当然は対策されるので所説枠かもしれない。
@命の珠
特性: リベロ
性格: 意地っ張り
技構成: 火炎ボール/膝/飛び跳ねる/ギガインパクト
実数値: 155-184(252)-95-*-96(4)-171(252)
調整意図: ASぶっぱ
解説:
構築のエース枠であり、サイクル崩し要員。今期はこのポケモンの強さを再認識し、このポケモンを中心に試合を組み立てていた。ダイアタックにより相手ポケモンのSを下げつつ超高火力を押し付けることが可能であり、後続のと非常に相性が良かった。初手にと対面した時は必ずダイナックルを押していた。
@突撃チョッキ
特性: 威嚇
性格: 勇敢
実数値: 189(198)-216(252)-110-133(60)-100-99
調整意図: HBカバルドンを草結び×2でオボン込みで落とせるようにCに60振り、残りをHA
解説:
相手のステロ欠伸展開を阻止する要員。仮にのようなダイマアタッカーと対面しても、強引にダイマを合わせることで打ち勝つことができる。構築単位で珠が刺さっているように見えるため、初手に出てきたは全てアタッカーと信じてダイロックを押していた。様々なポケモンと広く打ち合えるため選出しやすく、先期同様かなり使いやすかった。
特性: アナライズ
性格: 控えめ
技構成: 10万/冷ビ/シャドボ/自己再生
実数値: 192(252)-*-110-172(252)-116(4)-80
調整意図: HCぶっぱ
解説:
本構築の補完枠。最終日のMVP。の並びでは、炎技持ちのドラゴンタイプに崩されやすいため、そのようなポケモンを強くけん制したいときに選出した。軸にはほぼ毎回選出し、初手ダイマしていた。数は少なかったが、軸と当たった時にも選出し、活躍してくれた。環境に耐久型しか存在しなかったため、不意の高火力が刺さることが多く、出した対戦はほとんど勝利した気がする。
解説:
本構築の軸であり、切り返し要員。とは言っても、ほとんど軸との対戦のみの選出だった。最近はがと同居していることが多く、簡単には通させてくれなかったが、ほかのポケモンでうまく崩してから通すことができたので、おかげで軸に対する勝率もよかった。
あとがたり
剣盾を初めた当初は一生かかっても辿り着かない領域だと思っていた「最終2桁」についに足を踏み入れることができました!!今期は序盤と最終日付近以外はほとんどポケモンをやっていませんでしたが、先期使っていた構築の改善点とその改善案はいくつか頭の中にあったので、それを最終日までに試行錯誤しながら調整して、それがうまくいきました。僕は基本的に他人の構築記事をあまり参考にせず、個体のみ誰かのをパクって構築自体はオリジナルで考えてきました。自分で考えた構築で最上位なんて行けないのではないかという不安はずっとありましたが、最近は次第に強い構築の組み方が体に染みついてきて、安定した勝率を出せるようになってきました!強い方の構築をパクってそれをベースに組み始める方がほとんどだと思いますが、1から自力で組む練習をしていると地力がついてきて安定感が増すので、たまにはオリジナルの構築を作るのも個人的におススメします!
どうやら新ルールの発表を見ると公式は剣盾ユーザーを見捨てたみたいなので、今後引き続き1位を目指してポケモンを続けるかどうかはゆっくり決めていきたいと思います。祝福のメッセージをくださった方、本当にありがとうございました!!
スペシャルサンクス
・いつも刺激をくれるAIM-HIGHのみんな
・最終日、最後まで一緒に潜ってくれたコッペパンさん
・いつも寝落ちするたるさん
・一緒にダイナ軸を考えてくれたまとりえさん